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小鳥見日記

元旦の空を舞うハイイロチュウヒ・コウノトリ

2年ぶりに野鳥の会栃木支部の渡良瀬遊水地初日の出探鳥会へ。
前回同様、集合場所から車で移動、葦原で降りると東の空がうっすら明るくなる中、もうチュウヒが飛んでいる。

あ、チュウヒは写ってないですよ。こんな明るさで飛ぶ鳥を撮る技術がないのはわかっているので、見ることに集中(笑)

7時になる直前、太陽が見え始めたところに塒立ちしたチュウヒ。
こちらに向かって飛んでくる。
双眼鏡でとらえると、ハイイロチュウヒのオスだ!

ざわつくカメラ勢。そりゃそうよね、これを撮りたくて渡良瀬遊水地へやってくる人はたくさんいるんだから。
幸運なことにどんどん近づいてきて、頭の上を通って西へ。
名前の通り薄い灰色の翼、下から見ると白い身体、翼の先の黒。
悠然と飛ぶ姿は本当に美しくて、追いかけたくなる気持ちもよくわかる。

日が昇ると今度はハイイロチュウヒのメスも飛んだ。チュウヒの飛び姿。

こちらは普通の(?)チュウヒ。
土手から初日の出を見ている人たちと、葦原の中の道路から見ている私たちのちょうどまんなかあたりにとまる、よくできたコ。

池へ移動して、カモをチェック。
ヨシガモ池にはちゃんとヨシガモ。

12月に来たときはまだ換羽中だったオスのミコアイサも、パンダになっていた。

8時前にお汁粉をいただいて解散。
車へ戻る間にシメが出てきてくれた。

「そういえばコウノトリが出なかったね」とお汁粉を食べながら話してたんだけど、車に乗り込む直前、アオサギよりも大きな鳥が飛んでいる、コウノトリが来てくれた。
慌てて「コウノトリ飛んでます!」と声をかけると、一旦車に乗っていた人たちも双眼鏡やカメラを持って降りてきた。

富士山がうっすら、コウノトリはぼんやりっていうか「コウノトリですよ」って言われても「は?」って感じだとは思いますが(笑)まあ、お正月ですから。

今年は本厄の歳になる家族がいるので、少し先の佐野厄除け大師まで足をのばす。
参道にはお店も出ていたりして、お正月らしい雰囲気。
増上寺なんかはお賽銭をPayPayでおさめられるようになったそうだけど、佐野厄除け大師はお賽銭こそ現金のみだけど、お守りやお札はキャッシュレス決済OK、おみくじの自販機がずらりと並ぶ。
時代よねえ。

帰り道、9月に立ち寄った仲伊谷田承水溝遊水池を通ると、あれ?

白鳥じゃない? ここにも来るんだねー。

立っていられないほどの強風で、白鳥たちもほとんど寝ているためコハクチョウなのかオオハクチョウなのかわからなかったけど、ちょいちょい顔をあげたときに確認した感じでは両方いた。
オオハクチョウ多めな印象で約70羽。

あとはマガモ、コガモ、オオバン。カルガモもいたかな。
オナガガモの群れが降りようとしたんだけど降りられない感じでいつまでもぐるぐると回っていた。

まわりの田んぼに降りているカラスを見ると、なんかちょっと印象が違う。

これはもしかしたらミヤマガラス? わー、自分で見つけたの初めてだ。

「電線にとまっているのと田んぼに降りてるのは気をつけろ」と教えてもらったので、見つけられてよかった。

今年もおだやかに鳥たちが過ごせますように。その様子を見せてもらえますように。

●この日見た/声を聞いた鳥

  • ハシビロガモ
  • ヨシガモ
  • カルガモ
  • マガモ
  • コガモ
  • オナガガモ
  • ミコアイサ
  • キジ
  • キジバト
  • オオバン
  • ヒクイナ
  • カイツブリ
  • カワウ
  • ダイサギ
  • アオサギ
  • ミサゴ
  • チュウヒ
  • ハイイロチュウヒ
  • トビ
  • ノスリ
  • カワセミ
  • コゲラ
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ミヤマガラス
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • ガビチョウ(声)
  • ツグミ(声)
  • ジョウビタキ
  • スズメ
  • シメ
  • ベニマシコ
  • カワラヒワ
  • ホオジロ
  • オオジュリン
  • アオジ
  • コウノトリ

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