5月にコルリを見に行くツアーに参加したんだけど、同じ旅行会社が主催する日帰りツアーに参加した。8月末で会社をたたんでしまうということで、国内の最終ツアーとのことだった。
行き先は鳥見勢の中では有名(だけど私は申込時に初めて知った)な、富士山5合目にある奥庭荘。食事ができてお土産も売ってたりして、宿泊もできるんだけど「山小屋」という雰囲気ではない、オープンな感じのお店だった。
建物の脇に小さな人工の水場があり、そこに小鳥たちが集まるとのことで、しかも奥庭荘のお座敷からめちゃくちゃ近い。人間はただただ待つだけっていう(笑)
新宿からバスで8時出発、10時過ぎには現地に到着。
さっそく下界ではしばらくお目にかかっていないルリビタキが登場。
3個体きたけど、どれもかわいかったな。
びっしょびしょになるまで水浴びしてた。
同じタイミングで私が一番みたいと思っていたキクイタダキも来たんだけど、結局水場には降りず。
帰る間際にチラッと姿をあらわしたものの、ついぞ水浴びを水飲みもすることはなかった。
この日いちばん登場したのがウソ。
ガイドさんは「最初はみんな喜ぶんだけど、最後は『またウソかぁ』って言われるんですよね。」と話していたが、そんなこともないよ。
座っていれば鳥は来てくれるけど、全く何も来ない時間帯もあるし、なにより帰るまでの5時間半ずっと座っているのも芸がない(そういう人もいたけど)。山荘のまわりには遊歩道があって、もちろん富士山も見えるし展望台からは南アルプスが見える。
周りの木々の中からは鳥の声もするので、多くのツアー参加者がしばらく座敷に座る→水場の鳥を見る→静まったら外へ→遊歩道を観察→座敷に戻る、を繰り返していた。
遊歩道で一番多かったのはヒガラ。
水場にも何度も来た。
あと写真は撮れなかったけれど、遊歩道ではキクイタダキもよく観察できた。見つけてすぐ同じツアーの女性が来て、二人でがんばって観察。彼女は撮影にチャレンジしていたけれど(なんと同じカメラ!)結局うまく撮れなかったようだった。
もしかしたらキクイタダキもこっちで済ませちゃったから、水場のほうに来なかったのかもしれない。
ウソの幼鳥もとまっていた。
ガイドさんもなかなか見ることがないという話だった。
これが成長すると頭がだんだん黒くなり、オスは喉元が赤くなるんだそう。
メスだとこんな感じになるんでしょうね。きれいだこと。
富士山もきれいに見えました。
楽しかったけど、もう1回来るかって言われたら、誰かが連れてきてくれるなら喜んで行くけど、自分では行かないかなあ。
待ってれば来てくれるのはうれしいけれど、遊歩道を歩いていて、やっぱり自分で見つけるのが楽しいということに気づいたから。
●この日見た/声を聞いた鳥
- ホシガラス
- キクイタダキ
- ヒガラ
- ツバメ
- アマツバメ
- メボソムシクイ
- ルリビタキ
- ウソ
- ノスリ(たぶん)