本当は昨年行きたかったんだけど、仕事のスケジュール調整ができずに諦めた。
今年こそは、と、1月最終の週末には予定を入れず、情報が公開されてすぐ航空券もホテルもガイドツアーも申し込んで、いざ参戦。
いや、着いたけど、羽田では「着陸できなければ引き返す」条件付きのフライトでした。
AIRDOの機長さんありがとう。
今回は運転は諦め、というか最初からそんなつもりは全くなく(雪道運転経験ゼロ)、このフェスティバルの「おまかせガイドツアー」にまさにおまかせ。
詳細はこちらなんだけど、1日目は釧路→根室(250kmくらいある)をバス移動しつつ、途中で鳥も観察しましょう、地元のおいしいランチもいただきましょう、という企画。
しかし飛行機が着陸するかしないかというレベルの雪なので、バスも通常の速度で運転できず(って言ってたけど体感としてはまあまあ普通だった)全体的に時間が押して、探鳥時間も短め。まあ今日は移動がメインだからね。
1カ所め、釧路湿原にある温根内ビジターセンターでは、林の中に入ってすぐカラ類の声がする。
ハシブトガラ、キバシリ、シロハラゴジュウカラ、コゲラなど。
雪が降り続いているので、鳥の声がして上を向いても顔に雪が降ってくるし、双眼鏡にもカメラにもどんどん雪が降り積もる。わわわ、こりゃ大変。
そしてピントが降る雪に持っていかれることもわかった。
とりあえずハシブトガラの頭(笑)
他の参加者より先にバスに戻る途中、ノスリが林の上のほうを飛んだ。
あんなに白くてきれいなノスリ、初めて見たなあ。
次に鶴居村へ。普通にそこらへんをタンチョウヅルが歩いている村ですよ。
昨シーズンに引き続き、鹿児島の出水とかにたくさんいるマナヅルが1羽だけいるとのこと。
いた。どうしたんだろうねえ。
タンチョウはうそみたいにたくさんいた。このエリアは保護のために餌をやっているところなんだけど、その時間直後だったのかみんな下を向いて何かを探している様子だった。
時々鳴いたりして。
ランチは「丘の上のオーベルジュ ハートンツリー」。
スープと前菜は春のような華やかさ。ハーブの香りがするパンとビーフシチュー、本格的なチーズが使われてたチーズケーキ、たっぷりミルクつきのコーヒー。
同じテーブルの方は全員女性だったのでステキランチで満足満足って感じだったけど、おじさんたちはどうだったのかな、というのはチラッと思った。まあいいか(笑)
同じテーブルやバスの席が近かった方たちといろいろ話したけど、リピーターが多い!
2日目の野付半島の観察ツアーの予約は、昨年は秒殺、席数を増やした今年もすぐ埋まったとのこと。
予約できてラッキーだったなあ。
このオーベルジュのお庭には小鳥用の餌台があって、雪がなければ小鳥も来るんだろうけど…という話だったのに、いきなりアカゲラがあらわれてびっくりだった(笑)
次の観察ポイントは、「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」。日本野鳥の会の施設なのね。
ここでも雪が強くなってしまい、バスを降りてガイドさんの足跡ばかりを見ながら歩いていると、急にタンチョウの鳴き声がして、顔を上げたらめっちゃいた!
頭が赤くなるのはケンカとかして興奮したときなんですってね。
このコたちは落ち着いているみたいね。
ネイチャーセンターの建物内にはグッズ売り場もあって、かわいいシマエナガのマグネットがあり、1つ購入。
すると60代くらいの女性がやってきて、「この絵を描いたの、このおじさんよ、あとこの図鑑の絵も!」と傍らのおそらく夫と思われる男性を指す。え、待って待って、この図鑑って私も持ってるんですけど、どういうこと?
谷口高司さんという方なんですけど、バードランドフェスティバルには毎年来られているとのこと。
手元に図鑑を持ってる人たちが次々とサインをしてもらっていた。ああびっくりした。
その後は一路(といっても途中で道の駅には寄った)根室へ。
3時間以上の道のりだったけど、途中うとうとした時間もあったけど、隣の女性(私の母と4〜5歳しか変わらないとのこと!)のこれまでの旅の話をいろいろ聞かせてもらい、すごく楽しくてあっという間だった。
ホテルにチェックインして本日は終了。
明日は少しでもお天気が安定しますように。
※②へ続く
●この日見た/声を聞いた鳥
- ノスリ
- コゲラ(声)
- ハシブトガラ
- キバシリ
- マナヅル
- タンチョウ
- アカゲラ
- シロハラゴジュウカラ