事務所へ向かう時に撮った、白萩の花
「平和への誓い」
私たちには使命があります。
あの日、広島で起きた悲惨な出来事。
そのことを知り、被爆者の方々の思いや願いを聞き、考え、
平和の尊さや大切さを、世界中の人々や次の世代に伝えなけ
ればならないのです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。
赤く燃え、真っ黒に焼け焦げてボロボロになった広島の町。
「兄が死ぬより、わしが死んだ方がよかった。」
大切な人が亡くなった悲しみと生き延びた者の苦しみには終
わりがありません。
心に深く傷を負った被爆者は、それでも前を向き
「僕ら若人の力によって、きっと平和な世界を築き上げてみ
せる。」と決意しました。
悲しみや苦しみを抱えながらも、被爆者の方々は生きること
を決して諦めず、
共に支え合い、広島の町の復興に立ち上がりました。
本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。
私たちは、犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないの
です。
私たちは、悲惨な過去を繰り返してはいけないのです。
私たちの願いは、日本だけでなく、すべての国がへいわであるこ
とです。
そのために、小さな力でも世界を変えることができると信じ
て行動したい。
誰もが幸せに暮らせる世の中にすることを、私たちは絶対に
諦めたくありません。
争いのない未来、そして、この世界に生きる誰もが、心から
平和だと言える日を目指し、努力し続けます。
広島で育つ私たちは、使命を心に刻み、この想いを次の世代
へつないでいきます。
令和3年(2021年)8月6日
こども代表 広島市立袋町小学校 6年 伊藤 まりあ
広島市立五日市東小学校 6年 宅味 義将
「折り鶴」 作詞・作曲 梅原司平
生きていてよかった それを感じたくて
広島の町から わたしは歩いてきた
苦しみを言葉に 悲しみを怒りに
傷ついた身体で ここまで歩いてきた
この耳をふさいでも 聞こえる声がある
この心閉ざしても あふれる愛がある
羽ばたけ折り鶴 わたしからあなたへ
羽ばたけ折り鶴 あなたから世界へ
生きていてよかった それを見つけたくて
長崎の町から ここまで歩いてきた
この胸の痛みを 歌声にたくして
焼け跡の下から ここまで歩いてきた
この耳をふさいでも 聞こえる声がある
この心閉ざしても あふれる愛がある
羽ばたけ折り鶴 わたしからあなたへ
羽ばたけ折り鶴 あなたから世界へ
きのう、YouTubeにアップされました。
ぜひ、聞いてください。
司平さんは、富山県出身のシンガーソングライターです。
コロナ禍の去年、試行錯誤してひとりでスタジオで録音
したCDを届けてくださいました。
東日本大震災の被災地に心を寄せて歌った歌や、
若者に呼びかける歌、年配者にも元気をくれる歌など
いっぱい作っておられます。
YouTubeにもいくつか上がっていますので、是非
聞いてください。
「愛と平和」を歌う梅原司平さんです。