ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

12月号の歌

2022-12-22 12:36:06 | 短歌

孫と会ったあとの京都駅

 

きのうは、今年最後の講座。

出席は5人と寂しかったですが、深く意見を交わすことができました。

 

きょうは、今月2回目のふたり歌会。

1時間半ほど、若い人の短歌について話しました。

 

駅ピアノがありました

 

 

 

 「塔」12月号の歌

 

       穂すすきと白サルスベリとなりあひ目をあげたれば行き合ひの空

 

    梔子に返り花ありほそほそと香りただよひきたりて見つく

 

       ひまはりのみんなこちらを向くなかに背くいつぽんありて笑へる

 

       葉ばかりがおほきくなりて花咲かぬヒオウギの鉢どうしてくれよう

 

       デニー氏の再選決まりカチャーシーの輪がぐんぐんと大きくなりぬ

 

    鮮やかな翠のまはしの千代丸がオレンジの廻しの力士を破る

 

                         (前田康子・選)

 

  来年もがんばろう!

 

おやつです

 

 

 

 

 

 

主張

日銀 金融緩和修正

生活安定の使命に戻る転換を

 日銀が20日の金融政策決定会合で「異次元の金融緩和」の一部修正を決めました。長期金利(10年物国債の利回り)抑制の上限を従来の0・25%から0・5%に引き上げました。超低金利政策を手直しする、事実上の金利引き上げと受け取られています。

 大規模な金融緩和が、急激な円安・物価高をはじめ多くの弊害をもたらしたことは隠しようがありません。政府と日銀は破綻を認め、日銀が、国民生活の安定という本来の使命に立ち戻れるよう、転換に踏み出すべきです。

隠しようのない悪影響

 異次元緩和は、安倍晋三政権のもとで2013年に導入されました。日銀が市場から国債を大量に買い入れてお金の供給を増やせば、物価や賃金が上がり、経済に好循環が生まれるとの触れ込みでした。株価は上昇し、大企業・富裕層はもうけを増やしました。

 しかし賃金は上がらず、今起きているのは、40年ぶりの大幅な物価上昇と実質賃金の低下です。米国がリーマン・ショック以来の金融緩和から引き締めに転換したことで、緩和を続ける日本との金利差が広がり、円安が急激に進行しました。これが輸入物価を押し上げ、国民を苦しめています。

 6月には黒田東彦日銀総裁が講演で「家計の値上げ許容度も高まっている」と述べ、異常な物価高を国民が容認しているとの認識を示しました。批判を浴びて撤回したものの、「物価の安定」(日銀法第2条)を理念に掲げる日銀の総裁にあるまじき発言でした。

 異次元緩和が財政に与える悪影響も深刻です。日銀による大規模な国債購入は当初から「財政ファイナンス」(国の借金の穴埋め)と批判されてきました。9月末時点で国債発行残高の半分以上を日銀が保有する異常さです。

 金融分野では、超低金利のため地方銀行などの収益が悪化しています。企業の資金を調達する社債の発行にも支障が出ていました。

 黒田総裁は今回の決定を説明した10日の記者会見で「利上げではない」「出口戦略の一歩ではまったくない」と言い張り、政策転換であることを否定しました。「来年度に入ると物価上昇率は低下していく」として、2%の物価目標実現に向けて異次元緩和をさらに続ける考えも表明しました。

 今後、国債の買い入れは増額します。大企業の株式で構成する投資信託の購入も継続します。中央銀行が株式市場に資金を投入して株価をつり上げる、主要国に例のない大企業優遇策です。財政、金融のゆがみがいっそう拡大することになります。

賃上げ軸の経済回復こそ

 異次元緩和の危険は導入前から日銀内でも指摘されていました。20年前、それを押し切り、日銀と共同声明を結んで実施に踏み切らせたのは当時の安倍首相です。

 今や異次元緩和は、日本経済と国民の暮らしに重大な打撃を与える危機的な状況を生んでいます。金融政策の見直しは待ったなしです。そのためには、アベノミクスを全面的に継承した岸田文雄政権が方向転換に責任を持たなければなりません。

 何よりも賃上げを軸に実体経済を立て直すことが重要です。内需を活発にすることに本腰を入れてこそ金融政策の正常化が可能となります。

                  (しんぶん赤旗より)

 

 

                  


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