ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

9月号の歌

2021-09-13 13:55:50 | 短歌

 

   観る人の少なき土俵に三人が動き回りて勝負がつきぬ

 

   「梅」の木の下に「兎」を座らせて投函したり互助組合へ

 

   交尾する蚊を目の前に打ちにけり何百匹かは減らせただらう

 

   石垣の上(へ)に横たわる小判草、千両ほどの重みあるらし

 

   この席に松村さんは座りしか四条大橋畔のドトール

 

   常よりもしづかなる街 不規則なドットとなりて人は動ける

 

   走つて走つて黄色いバスに乗れた人よかつたねえと遠くから見る

 

   八台の防犯カメラに守られてゐるやうでゐて見張られてゐる

 

      題詠 「何」にもかろうじて入っていました。

 

   何回も聞きかへせずに呑み込んで想像のなか言葉をつなぐ

 

 

 

     きょうは、新聞の休刊日なので、以上にします。

 

 


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2 コメント

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Unknown (ryuu57577 龍)
2021-09-14 10:50:49
ひまわりさま、こんにちは😊
龍です🐉

自粛生活で教室も休んでいるせいか、
最近短歌が詠めなくなっている私、
ひまわりさまのお作を拝読して、
また書いてみたいという気持ちになってまいりました。

バスの短歌と防犯カメラの短歌が好きです✨
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こんにちは (ひまわり)
2021-09-14 11:13:17
龍さま、コメントをありがとうございます。
手を離れてしまったら、自分の歌は自分のものではなくなるので、
どんなふうに読まれるのかが心配になります。
わたしは、事実から遠い所では詠めないので、ほとんどが
体験から詠むことになります。
好きと言ってもらえる歌があって良かったです。
龍さんには、題材がいっぱいあると思いますよ!
着物のこと、硝子のこと、お子さんのこと、たくさん詠めますよ!
お互いにがんばりましょう!
感想をいただけて、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
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