三年を目前にした都知事選 原発動かぬままに終はれり
前日からの雪のせいか、投票率が低かった都知事選。
応援していた人は次点になり、舛添要一氏が選出されました。
しかし、2位、3位、4位の得票を合わせたら、舛添氏への批判票は多くなります。
「原発ゼロ」「原発再稼働反対」は、細川氏も言っていましたが、
元首相の小泉さんの方が張り切っていたみたいです。
「原発ゼロ」で一致できる人たちが、運動を盛り上げていかなければならないと思います。
東京都に限らず、全国で・・・。
来月11日で、震災から丸3年!
放射能が、コントロール下にあるはずもなく、故郷に帰れない人が
言いようのない思いを抱えて生活してらっしゃる現状が、
安倍さんには見えないのでしょうか?
それとも、わざと見ないようにしているのでしょうか?
原発の稼働なしでも、生活ができています。
このまま、再稼働なんかすることなく、新しいエネルギー政策を考えてほしいです。
舛添さんは何も原発のことには言及してないですから、当選したのだと思います。2位3位の票を合わせたらかなりの人が原発はNOと言っているのですから、選挙の後の安倍さんの国会での答弁にも、原発だけでいくようなことは言えず、だいぶ譲歩した発言になっているのを感じました。
少しずつ、一歩ずつ安全なエネルギーを作る方向に向いているように思いました。
できれば、私がこの世を去るまでに安全なエネルギーで生活したいですけど・・・・・・・no more 福島・・・
二度とこのような事は許されません。
この前、「池上彰さんのニュース55年」(うろ覚え・笑)を見ていたら、
石油ショックの影響で、原子力発電が進んだんだと言っていました。
でも,そもそもは、アメリカが日本人の核への恐怖をそらそうと、
原子力の平和利用ということで押しつけたんやから、
それを忘れちゃいけませんよね。
「憲法」を押しつけやというより、原発のことを言うてほしいわ!
いいもんはいい、悪いもんは悪いんや!!!
「争点にならなくて良かった。東京の都合で振り回さないで欲しい」
と答えているのを読んで、
「都会で何不自由ない生活をしている人間が、無責任なことを言うな」
と言われているようで、複雑な気持ちになりました。
それでも、反対には変わりないですけど。
立地県の人も、原発以外で地元が栄えるなら、それに越したことはないはずですよね。
(こういう言い方こそが、無責任なのかもしれない…)
選挙結果を受けての総括記事に、
「たいていの人は『原発はイヤ、でも不便や貧乏はもっとイヤ』と思っている」
とあって、うーむ…と思いました。
でも「あの日」の、ニュースを観ながら「ああ、終わった…」と絶望に突き落とされた時の気持ちを、それぞれの人が思い出したら、とても再稼働なんて言えないはずだと思います。
昨日の新聞に載っていたコラム。
京都精華大の山田教授(環境学)が、2011年5月以来、福島に通って除染の試行錯誤を続けていらっしゃるそうです。
京都・福島間、約40往復の費用の八割は自腹。
七十歳で、来年大学を定年退職なさるそうですが、子どもが安心して暮らせる社会を目指して、
「四十五年間の環境学の成果をかけて放射能を取る。相手にとって不足はない」
と立ち向かってらっしゃるとのこと。
テレビでも新聞でも、心が重苦しくなるニュースが多い中、とても頼もしく、嬉しく、心強いニュースでした。
山田教授のような専門的な知識や経験がなくても、自分にできることを、たとえちっぽけなことでも、私も忘れずに続けて行きたいです。
知らないだけで、きっと日本中、世界中で、自分にできることを続けている人たちが、たくさんいるんですよね。
きっと。
外国人投資家からは、
「日本は、車の次をどうするのか」
「投資したいのに、したくなるものがない」
と言われているそうです。
それこそ、新しいエネルギーの開発を、政府主導でやればいいのに。
日本にとっても世界にとっても、いま最も必要とされている、画期的な新しい技術。
きっと日本の知恵と技ならできるはず。
そうすれば、世界中から注目され、経済も潤い、尊敬されて、みんな自信を取り戻せると思うのになあ。
単純な考え?(笑)
(原発に関して、いっぱい思うことあって、度々お邪魔して、すみませんでした)
たくさんのご意見、ありがとうございます。
今回は知事選だったので、本来は「脱原発」だけが争点になるのはおかしいですよね。
でも、それが重大な関心事であるということは、「原発」をどうするのが国民にとっていいのか、
を考える人たちがたくさんいたということでしょう。
たしかに立地されている所の人たちは、不公平感を持ってらっしゃると思います。
お金で分断されていく過程が、「Xバンドレーダー」に関して報道されていました。
原発に対してもあったと思うし、現実に事故があって生死に関わることも起きているわけで、
もう今となっては、命を守ることを第一に考えていかなければと思います。
山田教授のことは知りませんでした。
そういうふうに、学んだことを「命を守るため」に生かしていくこと、それがわたしたちにも
大事なことになるんだろうなと思います。
今、姜尚中さんの「心の力」という本を読んでいます。
「人は個人として生きているだけでなく、時代の一員としていきているのだから、
そこに矛盾があれば、個人の精神も当然それに影響されて歪んでいく」
という箇所があって、今の若者が生きにくいことが納得できてしまうんだけど、
誰もが生きがいを持って明るく生きていける時代にしてほしいと思うから、
歴史認識を当たり前のものにして、世界の国のなかで孤立しないようにしてほしいです。
国会中継を見ていて、思うこといっぱいです・・・よね!