きょうは「舟を編む」
三浦しおんさん原作の同名の小説の映画化です。
24万語もの言葉を、ひとつひとつ検証し、「大渡海」に納めていく
15年間に渡る地道な作業の物語。
完成間近のときに「血潮」という言葉が抜けていることがわかったり、
監修担当の方が亡くなったり、長い道のりの物語でした。
好きになった人に、「手紙じゃなく、言葉であなたの口から聞きたい」
と言われてしまう、辞書編集の主人公。
言葉を専門にしているはずの主人公が、恋をするとこんなふうに
なってしまうことが可笑しかったです。
彼が考えた「恋」の意味、とてもわかりやすかったです。
主人公を取り巻くスタッフやボランティアの人たち、
チームで乗り切っていくところが痛快でした。
しかし、15年もかかるとは、大変な仕事です!
「少年H」、ようやく読み終わりました。
戦中、戦後のことがよくわかりました。
どうしたって、この歴史は認めなければならないこと、
変えられないことだと思いました。
辞書の編集。今、インターネットとか、電子辞書とか、紙媒体が、減少しつつある中、もう良いのではないかしら?とふと考えてしまうのですが、やっぱりいるのではないかしら?とも思うのです。
メールや携帯電話があっても、手紙がいるように、ほんとの大切なこを伝えるには、本人の口から直接話してほしいのです。
利便性だけが価値あるものではなく、新幹線が走っても、鈍行で鉄道で旅したい人がいるようにね。とこの映画を見て思いました。
少年Hは下の子といっしょにテレビで彼が中学校ぐらいの時、映画のキャスティングとは違うけど見ました。お父さん役は、中井貴一でした。空襲で逃げまくるシーンをみて、「昔の中学生はしっかりしてるなあ。」と感心していました。
原発も、戦争も、いらん!もうご免です。第二次世界大戦以後日本は戦争してないので私は誇りに思っています。前も言ったかもしれないけど、あめりかなんか5回ぐらいしてる。原子爆弾2発も落とした国が「世界平和」」なんて・・・・・・「あんたに言われたない。」と思っている私です。
「あんたに言われたない」ですよね、ほんまに!
それより、我が国の首相には、もう一回しっかりと歴史の勉強を
してもらわなあかんのと違いますやろか?
しかも、靖国神社に参って、アメリカから不快感を表明されたら、大臣が
「あんたに言われたない」って言いましたね!
あれは、首相の気持ちそのままだろうし、こんなことをしてたら、
日本は世界の中で孤立してしまうと思います。
恥ずかしくてしょうがない!
オリンピックで「メダル、メダル」っていうのも、なんだかなぁ・・・だし。
「日の丸を背負って・・・」とか、「日本に持ち帰って・・・」とか、
聞きたくない言葉だなぁと思っちゃいます!
世界の人みんなで、平和な暮らしを追求しようという気には
なれないのかな?