「原発ゼロネット」のつどいが、8月5日にありました。
わたしは参加できなかったのですが、新婦人の西京支部ニュースに
詳しい報告がありました。
全文を引用します。
ーーーーー原発ゼロネット 第22回つどいーーーーー
浪江町から避難の菅野みずえさんを迎えて、原発事故の経験と福島の現状について、
たっぷりとお話いただきました。先祖伝来の田畑や家があり、人と人の深いつながりも
あり、まさに「ふるさと」と呼べる場所を一瞬にして奪われた。とりわけ、子どもたち・
若者たちは、思い描いていた未来を根こそぎ失い、避難先では差別に会い、引きこもって
しまった者も多数いた。また飼い犬たちは、地面を裸足で這い被爆し放題で、身体中から
血を流し、あるいは癌になってみんな死んでいった。事故後、庭に咲いたひまわりなどは
巨大化し、イノシシとブタの自然交配が進み、その身体からは高濃度の放射性物質が出て、
焼いたあとの灰にも煙にも放射性物質。
そんな中、政府の方針に振り回され、避難する人、しない人、福島に戻る人、戻らない人
・・・と県民はさらに分断されている。支援が早いか泥棒が早いか、というくらい家々には
泥棒が入った。今、更地となった帰還困難区域は核開発の実験場として、大企業がやりたい
放題の儲けの場にしている。
汚染土がいっぱいでも、8000ベクレル以下を日本中の高速道路建設などに使って、
放射能を広げる方針は間違っている。福島原発の敷地はまだまだあり、海洋放出も必要ない。
固形化して敷地内にあと30年でも置けばいい、そのうちに新しい技術も出てくる、食べて
応援は間違い、子どもたちに食べさせてはいけない、福島の木は建材として使ってはいけない
……と菅野さんの言葉は、原発の恐ろしさを知らせ、事故の経験を福島で終わらせようという
覚悟を感じさせるものでした。
沖縄!や地区からも参加があり、上関原発予定地での使用済み核燃料中間施設受け入れを
止めようとの声、関電前行動など、行動をもっともっと強めよう、と声があがりました。
暑い中、30人近くの参加があり、元気の出るつどいになりました。
支部ニュース「たんぽぽ」8月7日付けより