「塔」三月号より
三年ぶりに東京へ行く本日は推してる歌手のコンサートなり
古賀政男の育ちし代々木上原のけやきホールを目指し乗り替ふ
喜寿近くなりても恋の歌つくり心で歌ふ人はすてきだ
二時間を休まず歌ひ語る人 梅原司平は同郷の歌手
六時間を東京にゐて帰り来る 背中に汗が冷えてをりたり
一回載せたような気がしますが・・・。
なにしろ、司平さんは50年以上歌い続けて、「死ぬまで歌う」
と言っている人です。
「PURANA PRESS」も、年6回送られてきていました。
それが、去年の11月30日、プラナ主催の最後のコンサートをして、
あとは、呼ばれるところへ歌いに行くという形で続けていきます。
京都には、9月9日に来られるようです。
ぜひ、会いに、聞きに行かなくては、と思っています。
ユウゲショウ 晴れた日に撮りました。
クリーピングタイム (グーグルレンズ君によると)
きょうの潮流
「天文学の父」とも呼ばれるガリレオは地動説を主張したことを理由にカトリック教会から弾圧され、異端審問
で有罪とされました。ローマ教皇が裁判の誤りを認め、謝罪したのは彼の死後350年たってからでした。
▼権力者が学問の自由を踏みにじる例は古今東西、枚挙にいとまがありません。日本では90年前の滝川事件が有
名です。京都帝国大学の滝川幸辰(ゆきとき)教授の学説が「赤化思想」とされ、教授は文部省から休職処分を受
け退官。著書は発禁になりました。
▼戦前の日本には学問の自由がありませんでした。実証的な歴史学は学校では教えられず、皇国史観に基づく歴史
が真実とされ、国民を侵略戦争に駆り立てました。
▼その残滓(ざんし)は、今の政権にも受け継がれています。政府は一片の閣議決定で教科書から「従軍慰安婦」
の「従軍」を削除させ、「強制連行」の言葉を変えさせました。多くの人たちの粘り強い研究で明らかになった日
本の犯罪行為という事実を、政治の力で隠そうとしているのです。
▼軍事研究に否定的な日本学術会議を、政権の意にそったものに変える法改悪も狙いました。批判が噴出し、学術
会議は総会で法案提出をやめるように求める勧告を議決。改悪案の今国会提出は見送られることになりました。
▼学術会議の変質を狙う動きはまだ続いています。学問を権力者に従わせる道はどこにつながるのか。第2次大戦
中にドイツでも、アメリカでも、そして日本でも、核兵器開発に科学者が動員された歴史を忘れてはなりません。
(しんぶん赤旗より)
戦前は、小説や短歌・俳句も翼賛体制に組み込まれ、
小林多喜二などは虐殺までされたのでした。
そんな時代をこれから先、作ってはなりません!