先日クラブ内のイベントとしてセイルトレーニングをしたところ、天気予報に裏切られ超微風になってしまい、我がPukalaniはDNSとなったことは前回書きました。
個々のヨットの性能の差はあるだろうし、個々の乗り手の技量の差もあるのは当然なのですが、そのことを差し置いたとしても、早い船と遅い船でなんでこんなに差が出るのだろう?と考えてしまいました。
そうしたら過去に聞いた話でも、すっかり忘れていたことを少しずつ思い出したのです。(ボケ防止の頭の体操になりますね。)
何年か前、橋本健作さんというヨットマン(ネットで検索すると、ヨットの写真集を出版されてます。モス級やトッパー級などディンギーの世界でも活躍されていた方ということも分かります。)から聞いた話で、日本では、微風時はセイルのドラフトを深くセッティングし、セイルのパワーを引き出すようにと言われていたが、ヨーロッパでは、微風でもフラットにセッティングし、上り角度を稼ぐ方を重視するのが主流のセーリング技術だというのです。
とはいえ、それは軽量なディンギーの話で、重いクルーザーはやはりパワー重視の深いドラフトなんじゃないか。と思ってそのまま忘れていたのです。
←橋本氏の写真集
個々のヨットの性能の差はあるだろうし、個々の乗り手の技量の差もあるのは当然なのですが、そのことを差し置いたとしても、早い船と遅い船でなんでこんなに差が出るのだろう?と考えてしまいました。
そうしたら過去に聞いた話でも、すっかり忘れていたことを少しずつ思い出したのです。(ボケ防止の頭の体操になりますね。)
何年か前、橋本健作さんというヨットマン(ネットで検索すると、ヨットの写真集を出版されてます。モス級やトッパー級などディンギーの世界でも活躍されていた方ということも分かります。)から聞いた話で、日本では、微風時はセイルのドラフトを深くセッティングし、セイルのパワーを引き出すようにと言われていたが、ヨーロッパでは、微風でもフラットにセッティングし、上り角度を稼ぐ方を重視するのが主流のセーリング技術だというのです。
とはいえ、それは軽量なディンギーの話で、重いクルーザーはやはりパワー重視の深いドラフトなんじゃないか。と思ってそのまま忘れていたのです。
←橋本氏の写真集
その話とは別に、レース派のクルーザーに乗せてもらったことがあるのですが、すごくセールがフラットだったことにも気づきました。
とはいえ、それは軽量なレーサークルーザーだからであって、クルージングタイプのヨットには向かないんじゃないかと思い込んでいたので、そのセイル・セッティングを自艇のヨレヨレのダクロンセイルに適用しようとは思いませんでした。
とはいえ、それは軽量なレーサークルーザーだからであって、クルージングタイプのヨットには向かないんじゃないかと思い込んでいたので、そのセイル・セッティングを自艇のヨレヨレのダクロンセイルに適用しようとは思いませんでした。
←フッド社HPより
屈辱のDNS(Do Not Start)の翌日【ヨット セイル 微風】でググって見ると・・・
「微風時にセイルのドラフトが深いと、セイル表面をながれる風が剥離しやすくなる(つまり失速しやすいんですね。)という記事を発見したのです。
だから微風時はセイルをフラットにセットし、風の剥離をさせないように(つま
り、ブームを引きすぎないように)走らせるべきだと書いてあったのです。
ドラフトが深いと、シバーさせないように、より多くブームを引く必要がありま
す。・・・なるほど!
13日の合同帆走会では、我がPukalaniはメインをゆるゆるに、最大限深いドラフトで臨んだのですが、かえって失速させてしまっていた!ということのようです。たしかにDNSの我が艇の走りは失速して墜落していく飛行機のごとく風下に落ちて行ったのです。
セイルをリカットすべきか?せざるべきか? それが問題だ!
To recut, or not to recut: that is the question.