風の向くままセーリングしていると、クローズリーチあたりで適当に走って、「そろそろ帰ろうかな?」と考えてタッキングしても、やっぱりクローズリーチで帰ってくる。
・・・なんてことは、"ヨット乗りあるある"な話ですよね。
・・・なんてことは、"ヨット乗りあるある"な話ですよね。
舵社から『セールトリム虎の巻』という本が発行されていますが、これは20年前(2003)に舵誌に連載されたものですね。
この頃は舵を定期購読していたので、この記事は切り抜いてファイリングしていたのですが、久しぶりにファイルを開いてみたら、こんなことが書いてありました。
「・・・これまでに解説してきたように、走るヨットの上では"真の風向"と"見かけの風向"は大きく異なる。見かけの風がアビーム(真横から吹く)だとしても、真の風向に対してはかなり落として走っているのだ。アビームで走ってアビームで帰ってくると、元の場所には戻れない。次第に風下に行ってしまう。・・・」(第9章リーチング)
真の風と見かけの風のことは知識として知ってはいますが、いつものデイセーリングにもそうした原理は生きているのですね。
鈍足なAlizéですが、少しは真の風と見かけの風の差を意識して帆走してみましょう!