やっと録画を見たのですが、非常に興味深い内容がありました。それは、ピラミッドをどうやって作ったか?ということでした。一番大きいクフ王のピラミッドは、230万個にも及ぶ2mから3m四方の石を一つづつ積み重ねて建設した、というのが定説です。
しかし、今回の番組の中では違いました。
クフ王の次男ジェドエフラーが王位を継承して作ったピラミッドが破壊された状態であったものを最近研究してわかったようです。今までは見向きもされなかったらしいです。
それは、三角形の山を土台に周囲を石で積んでいった、というものでした。これだと、平らな土地に莫大な数の石を一個づつ積んでいくのに比べて、石も少なくて、工期も短く、費用も安く建設できます。
世界最大のクフ王のピラミッド、実は三角形の山を利用して作られていたんです。エジプトには、きれいな三角の形をした山がいっぱいあります。どうしてそんなにたくさん三角形の山があるのか?
それは、長い年月によって日光、気温の寒暖差、乾燥、そして最大の原因は「風」です。それによって大地が侵食されて、できるのです。エジプト以外にもアメリカのグランドキャニオンや、荒野の西部のように大地が侵食されて残っている部分がありますよね?あれと同じです。
かつて、ギザ大地ももっと高い部分があり、それが侵食されて三角形の山があったと考えられます。今でこそ、ギザ周辺は、ほとんが砂漠となっていますが、その砂漠も元は大地でした。
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そしてもう一つ確固たる理由があります。それはクフ王のピラミッドの内部に入場するときです。本来のピラミッドの入り口の場所は、当時墓泥棒にはわかりませんでした。しかし、墓泥棒は、推察して石を割って掘り進んで行きました。その開けた穴から、自然の山を利用した、ということがわかります。その穴は、今も観光客の入り口として使われていますので、体験できます。そこで体験した私の最初の感想は、「インディアナ・ジョーンズみたいだ!」でした。
そこには、映画やアトラクションなどにあるセットのような光景がありました。これはどういうことか?というと、ピラミッドをたくさんの石を積んで作ったのであれば、石に穴を開けるわけですから、その掘った穴の跡は、石を掘った感じになるはずですが、私が感じた「インディ」は、石を掘ったものではなく、土、というか山を掘った感じだったのです。ゴツゴツ、ガリガリというものではなく、もっと滑らかな感じでした。
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これを学会で発表すれば、ノーベル賞ものですね!(笑)