Caroの住人たち~Caroどうぶつ病院のスタッフブログ~

Caroどうぶつ病院の看板犬・猫などのスタッフ紹介や院長のひとり言、院内の様子や新情報、病気のお話などを紹介します。

手術実習

2015年03月17日 17時41分23秒 | 病院のアレコレ
最近は、だいぶ暖かくなってきましたね。

今年は花粉がかなり飛散しているような気がしますが、みなさんはどう感じられますか?

私の場合は、のどの奥に「ぷつぷつ」とした発疹ができて、痒くなったりするので、なかなか厄介です。
痒いけど、掻けないんですよね~
今年は、くしゃみをすることが多いような気がしますね。


さて、先日の3月15日の日曜日は、外科実習参加の為、休診にさせていただきました。
皆さんには、大変ご迷惑をおかけしました。

今回は、久しぶりに、手術実習のセミナーに参加してきました。

手術実習とは言っても、今回は犬モデルを使っての実習でした。



モデルの完成度は・・・
う、う~んってかんじですね。

内容は、腰部椎間板ヘルニアの色々な術式についてのレクチャーでした。
椎間板ヘルニアになる症例は当院でも、月に1、2症例は来院されます。
そのうち手術をしなければいけない症例はそれほど多くはありませんが、年に数回あります。
それほど多い手術ではありませんが、非常に緻密な手術なので、今回は復習と新しい術式を磨くために参加してきました。

大学の先生によるポイントをついた講義と実習が6時間…。


ちょっと体力的にきつかったですが、なかなか実のある実習でした。

椎間板ヘルニアは、ほとんどがミニチュア・ダックスで発生しますが、ビーグル、プードル、フレンチブルドックなどでも発生します。

比較的若い年齢でも発症しますし、犬種による発生部位の違いもあるので、診断をするには、CTやMRI検査がやはり非常に役に立ちます。

手術をしないで症状が治まるのが良いかもしれませんが、時には手術の方が治る確率が高くなる重症な症例もあります。
内科と外科のそれぞれの利点を主治医の先生と良く相談して、治療方法を選択しましょうね。




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