こんにちは。
久しぶりの更新になります。
日頃より、伝染病の予防にご協力頂きまして、ありがとうございます。
混合ワクチンは、飼い主さまの愛犬に対して「伝染力が高くて重い病気」の予防の為に接種されていると思います。
またそれと共に、個々の動物たちが予防することで、周囲の環境に病気が蔓延しないようになり、その結果、犬の社会のみならず、人(ズーノーシス)や他の動物に対しても有害な「伝染病」を阻止する事が出来ます。
昨年あたりから、あるメーカーさんの犬用ワクチンの製造が中止になったことをきっかけに、ワクチンの需要が必要以上に高まりました。その結果、現在、国内の動物病院ではワクチンの入手が非常に困難な状況になっております。
当院でも、本日、6種混合ワクチンの在庫がなくなりました。そのため、今後は他メーカーの5種混合クチンをしばらくの間、うたさせて頂く事になります。また、5種混合ワクチン、ならびに8種混合ワクチンに関しても現在、入手ができない状況ですので、現在の病院の在庫がなくなり次第、ワクチン接種ができなくなります。
ワクチンの次回の入手時期は秋ごろ…との情報がありますが、入手時期に過剰な需要(買占め)が起こる可能性があるため、すぐに入手が難しくなる事が予想されます。
ワクチン接種のタイミングが数カ月遅れても、通常の免疫応答のある動物であれば、すぐに抗体が落ちる事はありません。もちろん、ワクチンの中身やその子の免疫応答によっては、免疫力があまり続かないものもありますので、できるだけ接種間隔を守った方が良いとは思います。
御迷惑をおかけする状況にはなると思いますが、皆様の御協力をお願い致します。
混合ワクチンがなくなった際には、接種時期が過ぎている方であれば、次回のワクチンが入荷でき次第、御連絡をさせていただきますので、遠慮なく受付にお申し出ください。
よろしく御協力の程お願い致します。
尚、当院に通院されている方にご迷惑をおかけしたくない点から、子犬さんのワクチン接種を除いて、犬の混合ワクチン接種のみでの初めてのご来院は、しばらくの間控えていただきますよう宜しくお願い申し上げます。
平成28年7月2日 院長