夏と思いきや、もう秋、いやひょっとしたら冬服を用意する季節になってしまいましたね。
この間、ブログをさぼっていた
のがバレバレ
ですね。
さて、ブログはさぼっていましたが、毎週のようにしっかりとセミナーに参加しておりましたので、ご安心ください。
先日の麻酔のセミナー
は、麻酔中の呼吸モニターについてのお話でした。
動物病院では、手術は基本的に麻酔をかけて、手術を行います。
人と違って我慢はしてくれませんし、動くと危ないですからね~…。
ここで話は逸れますが
100%安全な麻酔薬はありません
…
でも麻酔を管理する人次第で、より安全な
麻酔を行う事はできます。
日本の獣医界では、人のように麻酔の専門医は存在しません。
また、人のように全ての動物に気道確保や血管確保などができるわけではありません。
だから尚更、より慎重に動物の健康状態を把握しなければいけませんし、隠れている病気を見逃さないようにしないといけません。
…というわけで、私たち獣医師も看護師も、ひとつひとつの麻酔や手術を全力で取り組んでおります。
とはいっても、それでも救えない命もごくたまにあったりします。
そんな時は、飼い主さんに対して非常に申し訳ない気持ちになりますし、無力感でいっぱいになります。
そのような事が、一つでも起きないように、今回、麻酔のセミナーに行ってきました。
そこでの話で、蛙の呼吸法についてのお話がありました。
ここで初めに断っておきますが、当院では蛙は診察できませんのであしからず…
蛙の呼吸法ってどんなふうになっているか?御存じでしたか?
蛙は、小さなころはオタマジャクシで水中で生活するので「エラ呼吸」。
大人になると、蛙になり、地上で生活するので「肺呼吸」になります。
では、大人になった時にどのように、呼吸しているのでしょうか?
人や哺乳類のように横隔膜が上下して呼吸しているのでしょうか?
実は、そうではありません。
蛙には横隔膜がないのです。
その代わりに口の中にある筋肉を使って、口の中にある袋の空気を押し出して肺を膨らませているのです。
だから、蛙はいつも「ほっぺた」を膨らませたりしぼませたりしているんですね~
ゲロゲロ。