今年は、昨年と比べて、ダックスさんの椎間板ヘルニアで来院される方が多くみられました。
その中でも、痛覚が消失している重症例では、残念ながら手術をする必要がありました。
手術後に、麻痺がほとんど無くなり、元気に歩く子や喜んでくださる飼い主さんをみると、手術して本当に良かった~と思います。
全ての子が手術をして治るのであれば良いですが、実際はかなり進行してから手術をすることが多いので、中には麻痺が残ってしまう子もいます。
先日の獣医神経病学会会長の諸角先生のレクチャーでもグレードⅤ(最も重症例)で治る可能性は50%とお話されていました。
こちらの病院では、数年前に病院のすぐ近くに画像診断センターのCAMICさんができたので、後ろ足の麻痺した症例などは飼い主さんの希望があればすぐに、MRIを撮って頂いております。すぐ近くにそのような施設があることで、本当に助かっています。
4~5年前までは、大学病院でMRI/CTや地域の大~きな動物病院でCT検査を撮るしかなかったですからね…。
ちなみに、Caroどうぶつ病院では、手術器具、手術スタッフの関係上、現在は院長が勤務をしていました病院にご協力頂いて手術をさせていただいております。ご理解ください。
後ろ足の麻痺でも、全てが椎間板ヘルニアではありません。
脊椎骨折、脊髄内腫瘍、脊椎炎など、頻度はそれほど多くはありませんが、色々な原因があります。
そのようなもののほとんどは、一般的なレントゲン検査では診断が難しいことがほとんどです。
先日、当院に来院された患者さんも同じような症状(後ろ足の麻痺)でいらっしゃいました。
当院での仮診断は脊髄梗塞。
飼い主さんのご協力もあり、さっそく次の日にMRIを撮って頂きました。
真ん中の「もやもや」所見が異常所見です。
梗塞場所にしては前足の麻痺はありませんが、やはり脊髄梗塞でした。詳しくは、線維軟骨塞栓症、という長ったらしい名前です。
この場合は、麻痺の程度が軽ければ、時間はかかりますが、内科療法のみで治ることが多いといわれています。
まだまだ経過をしっかりと見る必要がありますが、今も飼い主さんともども希望を持って通院して頂いております。
がんばれ~
その中でも、痛覚が消失している重症例では、残念ながら手術をする必要がありました。
手術後に、麻痺がほとんど無くなり、元気に歩く子や喜んでくださる飼い主さんをみると、手術して本当に良かった~と思います。
全ての子が手術をして治るのであれば良いですが、実際はかなり進行してから手術をすることが多いので、中には麻痺が残ってしまう子もいます。
先日の獣医神経病学会会長の諸角先生のレクチャーでもグレードⅤ(最も重症例)で治る可能性は50%とお話されていました。
こちらの病院では、数年前に病院のすぐ近くに画像診断センターのCAMICさんができたので、後ろ足の麻痺した症例などは飼い主さんの希望があればすぐに、MRIを撮って頂いております。すぐ近くにそのような施設があることで、本当に助かっています。
4~5年前までは、大学病院でMRI/CTや地域の大~きな動物病院でCT検査を撮るしかなかったですからね…。
ちなみに、Caroどうぶつ病院では、手術器具、手術スタッフの関係上、現在は院長が勤務をしていました病院にご協力頂いて手術をさせていただいております。ご理解ください。
後ろ足の麻痺でも、全てが椎間板ヘルニアではありません。
脊椎骨折、脊髄内腫瘍、脊椎炎など、頻度はそれほど多くはありませんが、色々な原因があります。
そのようなもののほとんどは、一般的なレントゲン検査では診断が難しいことがほとんどです。
先日、当院に来院された患者さんも同じような症状(後ろ足の麻痺)でいらっしゃいました。
当院での仮診断は脊髄梗塞。
飼い主さんのご協力もあり、さっそく次の日にMRIを撮って頂きました。
真ん中の「もやもや」所見が異常所見です。
梗塞場所にしては前足の麻痺はありませんが、やはり脊髄梗塞でした。詳しくは、線維軟骨塞栓症、という長ったらしい名前です。
この場合は、麻痺の程度が軽ければ、時間はかかりますが、内科療法のみで治ることが多いといわれています。
まだまだ経過をしっかりと見る必要がありますが、今も飼い主さんともども希望を持って通院して頂いております。
がんばれ~