Caroの住人たち~Caroどうぶつ病院のスタッフブログ~

Caroどうぶつ病院の看板犬・猫などのスタッフ紹介や院長のひとり言、院内の様子や新情報、病気のお話などを紹介します。

開院5周年!!!

2015年03月28日 10時35分20秒 | 病院のアレコレ
お陰様で、平成27年3月23日で、Caroどうぶつ病院は、開院5周年を迎えることができました。

5周年を迎えることができたのも、来院して頂いております飼い主様、スタッフ、そして家族の支えがあったからだと思っております。
今まで本当にありがとうございました。

そして、これからも一人一人の動物たちをしっかりと診察して、飼い主さんや動物たちの気持ちを察することのできる動物病院をスタッフみんなでつくっていきたいと考えていますので、今後とも末永くよろしくお願いします。

以前、勤めていて寿退社されたスタッフさんからもお祝いを頂きましたっ…
ありがとう。


そして、5周年に合わせたわけではないですが、
開院当初は、資金が足りず断念しておりました、レントゲンのフィルムレス化(コンピューター処理による画像描出)を第一、第二の両診察室で、今春からスタートすることができました。



このシステムの導入により、レントゲンの再撮影の必要がかなり減り、より早く、より綺麗な画像で診察と診断をすることができるようになりました。
そして、現像液や定着液などの排出がなくなりますので、環境に優しいっ
最近のレントゲンの機械はより進化をしていて、色々な機能を搭載しています。
飼い主様によりわかりやすい御説明ができることと期待しています。

お楽しみに~


手術実習

2015年03月17日 17時41分23秒 | 病院のアレコレ
最近は、だいぶ暖かくなってきましたね。

今年は花粉がかなり飛散しているような気がしますが、みなさんはどう感じられますか?

私の場合は、のどの奥に「ぷつぷつ」とした発疹ができて、痒くなったりするので、なかなか厄介です。
痒いけど、掻けないんですよね~
今年は、くしゃみをすることが多いような気がしますね。


さて、先日の3月15日の日曜日は、外科実習参加の為、休診にさせていただきました。
皆さんには、大変ご迷惑をおかけしました。

今回は、久しぶりに、手術実習のセミナーに参加してきました。

手術実習とは言っても、今回は犬モデルを使っての実習でした。



モデルの完成度は・・・
う、う~んってかんじですね。

内容は、腰部椎間板ヘルニアの色々な術式についてのレクチャーでした。
椎間板ヘルニアになる症例は当院でも、月に1、2症例は来院されます。
そのうち手術をしなければいけない症例はそれほど多くはありませんが、年に数回あります。
それほど多い手術ではありませんが、非常に緻密な手術なので、今回は復習と新しい術式を磨くために参加してきました。

大学の先生によるポイントをついた講義と実習が6時間…。


ちょっと体力的にきつかったですが、なかなか実のある実習でした。

椎間板ヘルニアは、ほとんどがミニチュア・ダックスで発生しますが、ビーグル、プードル、フレンチブルドックなどでも発生します。

比較的若い年齢でも発症しますし、犬種による発生部位の違いもあるので、診断をするには、CTやMRI検査がやはり非常に役に立ちます。

手術をしないで症状が治まるのが良いかもしれませんが、時には手術の方が治る確率が高くなる重症な症例もあります。
内科と外科のそれぞれの利点を主治医の先生と良く相談して、治療方法を選択しましょうね。