城陽人のフォトアルバム

季節の移ろい、日々の情景、目に映る景色、町並みの風情や、カメラに映った画をそのままに貼り付けてゆきたいと思っております。

城陽インター・その2<埋蔵文化財>

2013年01月12日 | フォトエッセイ

政治にはあまり関心はありませんが

政権が交替し、またまた古い自民党体質に戻ろうとしています。

と云うわけではありませんが、名神高速道路に

新・名神が亀山より草津まで開通し、公共事業が

復活しそうです。

わが城陽にもその延長になる新名神高速道路が認認可されて

京奈和道路と接続する24号線(大久保バイパス)の

90度東に折れるところにインターチェンジが建設されようとしています。

今、それに伴い、工事着工前の「埋蔵文化財発掘調査」が行われております。

丁度インターチェンジとなるラインに沿って田圃を掘り起こしているところです。

前回まではこちらです

2012/4/9~18に撮影したインターチャンジのアウトラインらしき赤い測量杭です

何となくインターの形がご覧になれると思います

新名神高速道路は、右(東)より国道24号線の南側より来て京奈和道路(南北)の城陽インターを西えと跨ぎ木津川を渡ってゆきます

赤い小さい丸点赤い杭に当たります。何となくインターの形が見えてきますよね

〇数字黄色のラインで、撮影したおおよその範囲を表しています

アルファベットはおおよその撮影位置を表しています

***どの写真もクリックすると拡大写真が別ウィンドウで開きます***

 

杭に沿って掘られています

画面中央を境にしてインターの境界線が見て取れます

工事中危険なため柵が設けられます

(財)京都府埋蔵文化財調査研究センターが調査を行っています。

先ず重機で表面の土を掘り下げます

平らにして盛り土も整えます

埋め戻しの盛り土

トレンチや手で表面を削ってどかした土はベルトで運ばれ積み上げられます

表面や側面を滑らかにします

トレンチも表面は滑らかにされます

調査や撮影を待つ状態です

 

染み出した水や雨水は集められます

さらにトレンチ溝が掘られます

彫刻のように滑らかに掘られます

調査箇所は養生されています

現れた調査箇所。

縞模様になった断面が土の層を見せています

層の境目に線が入っています

調査が終わった跡は埋め戻されます

因みに高速道路は、正面中央の高架辺りを手前(西)に、撮影している木津川を渡り

西に向かいクレーンの建つ辺りに現在工事中です

第2名神インターの工事が始れば又UPしてゆきます

 

[更新]2013/8/18

この遺跡は「下水主遺跡、水主神社東遺跡」と呼ばれています

地元紙に発掘調査の記事が掲載されました。記事はこちらです。

又発掘を行っている(財)京都府埋蔵文化財調査研究センターから

2013・8・3に現地説明会が行われております

そのときの説明資料です

記事や説明資料によりますと

「島畑」と呼ばれる全国でも珍しい遺構のようです

現存しているのはここ城陽と愛知県一宮だけのようです

又平安時代の掘立柱建物・井戸、

弥生時代後期の竪穴建物などが見つかっております

「島畑」は13世紀の条理形割が現在に受け継がれて

形は変わっていないようです。

本当に何処にでも遺跡文化は残り継承されているものなのですね!!

「島  畑」 と云われる遺構(画像をクリックすると拡大します)