城陽人のフォトアルバム

季節の移ろい、日々の情景、目に映る景色、町並みの風情や、カメラに映った画をそのままに貼り付けてゆきたいと思っております。

四国八十八ヶケ所遍路旅<第12回>

2016年07月31日 | 四国八十八ヶ所遍路旅
 第12回目の最後になる四国八十八ケ所の遍路旅に4年振りになる2009年9月3日、4日に行ってきました。
 
今回は79番の天皇寺から結願の第88番大窪寺の10ヶ寺と満願の第1番霊山寺の計11ヶ寺です。
 
例によってバスツアーで二日に亘って34人のお遍路さんと一緒でした。
 
二日間とも天候に恵まれ結構でした。ただ行った時期が9月2~3日とは言え残暑が厳しくてバスの中は涼しいですが、お参りするときは日陰を求めていました。
 
 
第79番天皇寺・本堂



大師堂



境内に同居の白峰宮、この門をくぐり納経堂へ

  

境内             寺号碑  

  

左)白峰宮               右)近隣の民家の壁の装飾

 
第80番国分寺・山門(仁王門)・門前の松が見事です

国分寺・本堂



大師堂
 


ミニ八十八ケ所がありました
 
 
塩江町の百々渕にいた大蛇がかぶっていたこの鐘を高松城に持ち帰ったところ城内外に怪異が続出し、これは祟りに違いないと国分寺に返したところ変事は収まったといわれている



七福神と本堂



第81番白峯寺・山門(七棟門)5つの屋根が連なっています
 


本堂



大師堂



本堂への階段



頓証寺殿の勅額門



崇徳上皇の霊を祀る御廟所



第82番根香寺・山門(仁王門)



本堂



大師堂

    

左)1万体観音堂内            右)延命地蔵・珍しい六角堂になっています

      
  
5大明王を祀る五大堂           1万体観音堂

  

左)巨大白樺  右)牛鬼と言う400年前に弓の名手山田蔵人高清に退治された怪物
 
 
第83番一宮寺・山門



本堂


大師堂



大師堂の屋根瓦・僧形が牛にまたがっています




第84番屋島寺・本堂



大師堂

   

左)仁王門     右)四天門

  

左右)四天門に立つ四天王の内二体

  

蓑山大明神は日本三大名狸の一つ「太三郎狸」を祀る神社で四国の狸の総大将、屋島に異変がある時、一夜、源平合戦の様子を演じたと言われている



第85番八栗寺・本堂
ケーブルで上がる山上の札所



大師堂



「八栗のお聖天さん」と親しまれる札所中では珍しい歓喜天(聖天)道場としても信仰を集めている

   

左)多宝塔          右)十三佛

 
参道

 


五剣山


第86番志度寺・山門(仁王門)・五重の搭



本堂


大師堂

  

左)見事に美しい五重の搭の曲線美です   右)三尊佛

第87番長尾寺・山門(仁王門)

  

左)元寇の役の犠牲者の霊を慰める写経を埋めた経憧で左右一対建っています
   右)静御前の剃髪塚



本堂


大師堂



法輪の形が変わってました
  
 
珍しい雀(?)の紋        右)見事な彫刻


 
第八十八番大窪寺・山門(仁王門)
これがいよいよ最後の「結願寺」です!



大師堂
右横に八十八ケ所をめぐり終えたお遍路が奉納した
金剛杖を納めた寶杖堂の杓杖の先が垣間見えます

 
千体大師堂



境内より望む仁王門

この後第一番霊山寺にお礼参りに行き法話を聞きました
足掛け5年掛かってようやく結願しました。

合掌 南無大師遍照金剛 
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四国八十八ヶ所遍路旅<第11回>

2016年07月31日 | 四国八十八ヶ所遍路旅
2005年12月6日、7日に第11回目の四国八十八ヶ所遍路旅に行ってきました。

毎月1回お詣りしていますが残すところ後1回となりました。
第60番から65番が抜けてておりますが、今回はこの札所にいってきました。
今回で伊予の国(愛媛県)菩提遍路はお終いとなります。



こちら第六十番横峰寺ではすっかり雪化粧の本堂

 
本堂

 
 
大師堂も雪の中



本堂の飛天の彫刻
 


鐘楼も雪灯籠に挟まれて

 
雪の中寒そうな仏達



第六十一番香園寺本堂・なんと!近代的な建物は八十八ヶ所中唯一です

 
本尊金剛界大日如来と不動明王・子安弘法大師の両脇侍

どちらも子安大師
 
     

左)本堂外        右)本堂脇侍



柵の文様
 
 
紅葉に佇む境内の諸石仏

 
第六十二番宝寿寺・正面は旧本堂

 
 
左)本堂       右)大師堂

 
本堂屋根の宝珠


本堂の飛天の彫刻



一寸変わったお顔の十一面観音様


第六十三番吉祥寺・山門



本堂

 
左)本尊は八十八ヶ所中唯一の毘沙聞天様         右)本堂の飛天の彫刻



大師堂

  

左)「成就石」目を閉じて金剛杖が穴に通ったら願いが叶う。      右)くぐり吉祥天・この下をくぐれば御利益があります。



八十八ヶ所の朱印掛け軸
  
 
 
左)風土に触れてみましょうと言うことで石製の四国・石槌山        右)珍しい「像」の狛犬
 


本堂の屋根の流れる線が優美です



第六十四番前神寺・本堂

 
第六十四番前神寺・大師堂・屋根の線が鳳凰が羽根を羽ばたいたように美しい

 
左)鳳凰  右)獅子
 

十三仏



不動明王・投げた一円玉が胴に貼り付ければ願いが叶うと言われている
 
 
 
左)例によってジャンボ花立て      右)何故か擬宝珠にも前掛けが?

 
境内には紅葉の名残と色付いた柿の実が成っていました
 
  
 
石ではなく珍しい陶器製の狛犬
 
 
第65番三角寺山門と石段

 
山門に鐘楼が同居しています

 
 
本堂の彫刻         本堂側面
 
 
大師堂



四国に紅葉の中に雪を見つけました
 
  

と思ったら桜が側に咲いているではありませんか?どうなっているんでしょうね?
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四国八十八ヶ所遍路旅<第9回>

2016年07月31日 | 四国八十八ヶ所遍路旅
 

四国遍路シリーズ第9回目は、順番に行っていましたが1度抜けてしまい、本来第6回目となるはずの第32番・禅師峰寺~第37番・岩本寺の6ヶ寺を今回2005年7月27日、28日に行ってきました。

 

今回も、今年初めて上陸した台風にも西日本は逃れ夏の日差しの好天に恵まれました。文句を言ってはいけなのでしょうがただ少々日差しが暑つ過ぎました。


第三十二番禅師峰寺



本堂・大師堂


第三十二番禅師峰寺・石段と山門を望む
ご本尊は十一面観世音菩薩です



本堂の内陣のお姿・撮影は失礼だったかな?



真っ黒なびんずる尊者

十一面観世音菩薩の石像



 
境内は岩がゴツゴツとありそこに仏さん達が座っていました 

誰がしたのかこの杖ではお地蔵様も可哀想です

可愛い狸のお大師様

第三十三番雪蹊寺・本堂と線香立て




雪蹊寺大師堂の彫刻



本堂・大師堂・鐘楼



 
雪蹊寺弘法大師像・頭の笠が一寸他と違うように見えるのですが目の錯覚でしょうか?




第三十四番種間寺




第三十四番種間寺・子育て観音
 


底の抜けた柄杓を奉納し安産祈願をしますお産がスコンと出来ますようにとの意味でしょうね

 

本堂軒に一対の龍の彫刻が彫られています
これも「あ」形「ん」形となっているのでしょうか?



子育て地蔵



ずらり並んだお地蔵様




第35番清滝寺

平和観音



薬師如来像
この15メートルの如来像は体内をくぐる厄よけの戒壇巡りがありました。

清滝寺本堂の軒下の方位板と彫刻

第三六番青龍寺・山門

弘法大師が中国修行中日本に向けて投げられた独鈷(仏具)がこのお寺の木の枝に掛かっているのを見つけら開かれたと言われています



修行されたお寺の名前を頂き独鈷山・青龍寺とされた。
又このお寺の階段で高校時代足腰の訓練をし「青龍」の名前をもらったのが、あの横綱「朝青龍」です




三重の塔と十一面観音像(青龍寺)



お寺の名の通り屋根に龍が泳いでいます

 

かなり古い青龍寺の仁王像



波切不動明王像



八十八ヶ所では珍しい弘法大師の師匠・恵果阿砂闇梨が祀られています

 

内陣のお姿

珍しい形の門構えです・宗務所です

第37番岩本寺

岩本寺全景・珍しいまあるいお堂が見えます

この岩本寺はご本尊が五体もいらっしゃいます

不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来薬師如来・地蔵菩薩の五体です



第37番岩本寺・天井画
マリリン・モンローから仏様まで様々な素材で描かれた575枚もの天井画

 

昔の仁王像のお顔

ユーモラスト言うか何ともグロテスクですね

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四国八十八ヶ所遍路旅<第7回>

2016年07月31日 | 四国八十八ヶ所遍路旅
 毎月行っております四国八十八ヶ所遍路旅の第7回目に2005年5月13日、14日に行ってきました。 

今回は44番大宝寺から第51番石手寺まで8ヶ寺です。

天候にも恵まれさほど暑くもなく絶好の旅行日和でした。

つつじ、シャクヤク、杜若など美しい花も沢山観てきました。

第44番大宝寺山門



ジャンボ草鞋・折れ曲がってます

 本堂とシャクヤク

境内の石のお地蔵様とツツジ

参道の石仏

 路傍のツツジ・珍しい黄色い色をしています。

 

第45番岩屋寺・山門

山中のせせらぎに架かる橋

登りの途中の石仏達

岩屋寺本堂と礫岩の崖

礫岩に張り付くように堂宇が建てられています。

本堂の彫刻・何を彫っているのか分かりませんでした。

同じく本堂の裳輿・たぶん蝶の羽根の彫刻だと思うのですが?珍しい彫り物です。


岩屋寺毅明楼?

岩屋寺穴禅定の中に祀られた石仏

石段の続く参道にはツツジが美しく咲いていました。

岩屋寺はこんな急峻な礫岩の山に建てられていました。



第46番浄瑠璃寺

浄瑠璃寺本堂と手前の赤い花

ご本尊は薬師如来様の額です。左足を1歩前にお出しになっていらっしゃいます。


大師堂前にお立ちになっている弘法大師様誕仏・お釈迦様の誕生仏はよく見かけますが、弘法大師様のは初めて拝見しました。

この浄瑠璃寺にはこの仏足跡と次の

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掌紋石・(私は始めてみました)と(これに手を乗せると知恵と技能が授かります)



仏手花判(指紋)がありました。(撫でて身体堅固と文筆上達を祈願します)

第47番八坂寺山門・堀に掛かっていました。

山門の天井図・阿弥陀さんや飛天が音楽を奏でています。


八坂寺本堂と小坊主の石像


本堂の欄間・宝珠と龍が彫られています。
 

なにやらお目出たい亀と鳳凰と鯱が施された大師堂の屋根


なんとこの八坂寺は極楽往生の通行手形がいただけます。

第48番西林寺・山門と十三重の塔

西林寺の閻魔さん

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西林寺の親子笹・左右の葉っぱの大きさが違います。


第49番浄土寺・山門

浄土寺山門の仁王像(あ行)・ん行像は普通なのですがこちらは風雪のためかお目がなくなり窪んでいました。

浄土寺本堂・お花が綺麗でした。

第50番繁多寺・山門



本堂



本堂・大師堂・鐘楼

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本堂・大師堂両お堂にお勤めをします

大師堂に奉納された千羽鶴

第51番石手寺・山門


本堂・でっかい四鈷

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「マントラ?・はっきりした事は分かりませんでした



地底マントラの入り口

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洞窟八十八ケ所

衛門三郎ゆかりの小石
大師と知らず心無い振る舞いをし、そのため8人の子を失い、反省の巡礼に出、大師に会えぬまま焼山寺で倒れたとき、大師はその手に石を握らしたが亡くなり、その後愛媛の領主の赤ちゃん誕生の際、手が開かず、安養寺に願をかけ開いた手に、「衛門三郎再来」と書かれた石を握っておりました、その石です。寺名は「石手寺」と改められました。

西国三十三ヶ所やこの四国八十八ヶ所もそうですが、お砂みは知っていましたがお砂撫では初めて見ました。

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四国八十八ヶ所遍路旅<第6回>

2016年07月31日 | 四国八十八ヶ所遍路旅
久しくご無沙汰していました四国88ヶ所遍路旅シリーズですが、実は本当は先月2005年3月に第6回に行く予定でしたが、家内のインフルエンザのために1回抜けてしまいました。

 

ですから本当は今回は第32番禅師峰寺から第37番岩本寺のはずだったのですが、この1回分を跳ばしまして、本来ならば第7回に当たる第38番金剛福寺から第43番明石寺までの6ヶ寺に2005年4月15日、16日に行ってきました。

 今回は京都からもっとも遠くの足摺岬までの片道550Km・所要時間帰路で6時間(第43番明石寺から)の行程でした。実際はバスのタコメータで往復1200Kmでした。往きは足摺岬まで途中四万十川遊覧の時間を入れて9時間近く掛かりました。

 四国はもうすっかり桜の季節は終わり新緑の季節を迎えようとしていました。
足摺岬の椿ももうお終いでした。途中の山々はツツジがピンクや赤の色で染めていました。




途中の四万十川の清流です。船頭さんの話ではこれでも濁っているそうです。昔は透き通って底が見えたそうです。この辺りは河口付近ですので余計に濁っているのかもしれません。

漁師さんの投網漁を観させてもらいました。残念ながら魚は掛かりませんでした。

 

四万十川名物青のり取りの船です。緑色の細長い青さ海苔が採れていました。

 

川風に揺られて乾燥しています。

今回の打ち始め「第38番金剛福寺本堂」

   

山門の仁王像

 

四国八十八ヶ所なのに西国三十三ヶ所の観音様が祀られていました。

金剛福寺の多宝塔・塔の前に塔の上と同じ九輪塔が何故か置かれていました。

 四国最南端「足摺岬」です。台風銀座としても有名です。有名な椿はすべて強風にねじ曲げられて海の反対側を向いていました。

  

 

足摺七不思議の内の五つです。 

第三十九番延光寺山門



本堂の瓦・彫り物が見事です

ここ延光寺の銅鍾の由来は赤亀が竜宮より鐘を持ち帰ったと言われております。

    

大師が錫杖で突き湧き出た「宝医水」は「目洗い井戸」となり目を洗う人が今もひきを切りません。
        お寺にチュウリップは似合わないかな?

こんなかわいいお子さんも遍路しています。

第四十番観自在寺・山門

クリックすると元のサイズで表示します観自在寺・干支守り仏達


 
ちょと見難いですがお大師様修行の木造が大師堂の扉のすぐ前にお立ちです。

   

大師堂前に置かれた大きな「五個鍾」と「独鈷」

山門を仰いだ天井に謂われは分かりませんが亀の頭が方角を指していました。



第四十一番龍光寺・ここは山門はなく鳥居をくぐってお詣りします。
神仏習合で地元ではお稲荷さんと呼ばれ親しまれています。



本堂・本尊は十一面観音様です

向こうに大師堂が見えます
 
 
七福神さんがお祭りされていました。

第四十二番仏木寺・山門クリックすると元のサイズで表示します

第四十二番仏木寺・鐘楼・・・八十八ヶ所唯一かやぶき屋根の鐘楼です。

こちらにも七福神様が長閑にお並びでした。

仏木寺の山門をくぐるとお大師様がお出迎えして下さいます。

  

仏木寺のジャンボ「花立て」   杖立ではありません。すべて皆さんのお忘れになったお杖です。

 

仏木寺全景
 

遍路道は手作りを含め道標が沢山あります

 

第四十三番明石寺・山門

 

山門の天井に藁で編んだジャンボわらじと笠が奉納されていました

 

本堂の天井の絵・様々な絵(素材)でした



明石寺本堂前の八重桜・・・唯一と言っていいほど散っていない桜を見かけたのはここだけでした。

 

山門より本堂を望む・唐破風の屋根が見事です

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