城陽人のフォトアルバム

季節の移ろい、日々の情景、目に映る景色、町並みの風情や、カメラに映った画をそのままに貼り付けてゆきたいと思っております。

城陽文化財巡り・P4<<阿弥陀寺>>

2013年08月26日 | 京都・城陽文化財巡り

シリーズとしてUPして行きたいと思っております

郷土の歴史、史跡、建造物、古き物などは多く存在します

それらを紹介するとともに、自分の知識として、

又、記録として残してゆきたいと思っております。


大きな地図で見る

これが市より紹介されている城陽市の文化財案内図です

平成4年現在ですので変更があるかもしれません

これによると33ヶ所の文化財が存在します。まるで西国霊場の数と一緒です

では巡礼といきますか!?

これだけ回るのに時間は掛かりそうですが、スローライフの事とて急ぐ事はありません。

まーゆっくりと楽しみましょう

 

P4ページ(4)は枇杷庄枇杷庄に鎮座する

 枇杷庄地区の「阿弥陀寺・木造薬師如来立像

国重要文化財&

木造阿弥陀如来坐像」

 城陽市文化財

紹介しましょう。

上記『21』番+αです

 

前回の枇杷庄天満宮のすぐそば、西に存在します「阿弥陀寺」

浄土宗阿弥陀寺

もとは地蔵院といい、専順和尚が創建した真言宗の寺。その後、江戸時代の寛永4年(1627)に浄土宗に改め、明治12年、付近にあった3寺と合併して現在の阿弥陀寺となった。(京都府観光連盟HPより)

薬師如来はこの収蔵庫にお祀りされています

収蔵庫と燈籠

地蔵尊前手水鉢

吐龍と供養塔

手水鉢ですが何のためかでこぼこが・・・

地蔵堂

しなやかな線で彫られたお地蔵様

国及び市指定の文化財説明版。詳しくは案内書をご覧ください

本尊「阿弥陀如来坐像」鎌倉時代の作・城陽市指定文化財

檜の寄木造り。来迎印を結び、結跏趺坐しているお姿。大粒の螺髪を掘出し、頬と上半身に豊かな肉付を施すのに対し、彫眼の面相は優しく、衣文線は起伏が浅く穏やかである。湛慶の作風に近く鎌倉時代前期の特徴を持った仏像です。

「薬師如来立像」奈良時代~平安時代前期作

元は枇杷庄天満宮社の神宮寺薬師院の本尊として祀られていましが、明治の神仏分離に際し薬師院は廃寺となり、のちに阿弥陀寺に遷されました。現在、収蔵庫に安置されています。

奈良時代から平安時代前期の翻波式衣紋も美しい佳作で、ヒノキを用い、台座の蓮肉まで彫り出した一木造である。国重要文化財に指定されている。(京都府観光連盟HPより) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

城陽文化財巡り・P3<<天満宮社>>

2013年08月19日 | 京都・城陽文化財巡り

シリーズとしてUPして行きたいと思っております

郷土の歴史、史跡、建造物、古き物などは多く存在します

それらを紹介するとともに、自分の知識として、

又、記録として残してゆきたいと思っております。


大きな地図で見る

これが市より紹介されている城陽市の文化財案内図です

平成4年現在ですので変更があるかもしれません

これによると33ヶ所の文化財が存在します。まるで西国霊場の数と一緒です

では巡礼といきますか!?

これだけ回るのに時間は掛かりそうですが、スローライフの事とて急ぐ事はありません。

まーゆっくりと楽しみましょう

 

P3ページ(3)は枇杷庄枇杷庄に鎮座する

 枇杷庄地区の「天満宮社・本殿」

紹介しましょう。

上記『22』番です

城陽市文化財

この天満宮社は枇杷庄村の産土神です。ご祭神はもちろんあの菅原道真です

 

この御本殿は寛永四年(1627)に造営されています。

屋根は第2室戸台風による損壊のため鉄板葺に改築されています。

本殿説明版

本殿は側面を二間とする三間社流造です。

本殿の朱塗りが美しいですね

ぐるりと白壁の塀が取り囲んでいます

本殿の屋根の一部が前方に突き出す三間の向拝を持っています。向拝とは拝礼する場所となっているところを

指します

この彫刻が施されている白い部分は蟇(蛙)股と呼ばれます

上の重さを支えるために,蛙(蟇)が脚を広げてふんばった姿勢と似ているところから蟇股と名が付けられました。

蛙股の装飾・様々あるそうですがこちらは彫り物となっていますね

 

この白い部分は木の端、すなわち「木鼻」と云い美しく彫刻により装飾されています。

右端の少し曲がった柱が見えますが、建物内部の柱の間に渡した部分で、梁といいます。

こちらのこれは繋海老紅梁(つなぎえびごうりょう)と呼ばれます。

アーチのようになっていて虹が掛かったように、又、海老のように曲がっているのでこう呼ばれます

木鼻は象や漠が多く用いられ、この木鼻は像のようですね

屋根の下部にあって桁を隠すものを降懸魚(くだりげぎょ)と呼ばれます

破風の頂点(拝み)の所にあるものを拝懸魚(おがみげぎょ)と言います

こちらも蛙股ですがシンプルで装飾性はありません

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする