地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

熱田神宮

2011-09-12 23:26:56 | ☆社寺回廊編
台風12号による風水害から10日余りが経ちました。
その後台風はノロノロと北上し、おいらの地元北海道にも被害を与えました。
地震や津波も怖いですが、水害や土砂崩れも怖いです。

この時偶然にも愛知県を旅していて、名古屋で飛行機の欠航で足止めを食らっていました。
予定外で連泊する事になり、何の予定も入っていませんでしたが、せっかくなので台風の合い間を縫って『熱田神宮』に参拝する事にしました。


2011.9.3  


祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)で、三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ。天叢雲剣)を神体としているそうです。
その剣は、壇ノ浦の戦いで遺失したとも神宮に保管されたままとも言われているそうです。







南門から入り、正参道を歩きます。



熱田神宮と言えば、元々知っていたのは『桶狭間の戦い』です。

今川の大軍の前に織田家内部では清洲城に篭城か打って出るかで揉めた。
前日に今川軍接近の報を聞いても動かなかった信長は、今川軍の攻撃開始の報を得て、飛び起きて幸若舞「敦盛」を舞った後に、ようやく出陣の身支度を整えると、明け方に清洲城より出発。
わずかな従者のみを連れて出た信長は熱田神宮に到着、軍勢を集結させて戦勝祈願を行った。
その後突如豪雨となり、雨に乗じて今川義元を討ち取ったとされているらしい(否定的な説もあるらしい)です。

清洲城をみた次の日に熱田神宮に訪れ、しかもそれが台風の最中というのも何だか奇妙な符合と言えなくもありません。











まず手水舎で手水を遣い、参拝前のお清めです。
かつて、神社にお参りする前に、川で禊をした風習が手水となって残っているらしいです。

なかなか立派に造られた手水舎です。
身も心も清めてから、本殿へお参りです...。







鳥居の傍に楠の巨木発見です。













弘法大師が自ら植えられたという、「大楠」です。
樹齢千年以上経っているらしいです。
熱田神宮の歴史をずっと見つめて来たのでしょう...。






 本宮









熱田大神を奉祀しています。

何か色々お願いしましたが、何を願ったかは叶うまでナイショです。



 神楽殿





初宮参り、安産、厄払いなど、人生の節目節目でお世話になりますね。



 斎館・勅使館







 西楽所





五代将軍綱吉が再建したそうです。
茅葺の屋根が、熱田神宮の永い歴史を物語ります。

この西楽所のすぐ横には、「ならずの梅」の樹があります。




 ならずの梅





花は咲けども実はならず、という何とも不思議な樹です。




 信長塀








「桶狭間の戦い」で勝利を収めたお礼に、織田信長が奉納したものだそうです。
重厚な造りでした。











 清雪門





天智天皇の頃(大化の改新の頃?)新羅の僧が草薙神剣を盗み、この門を通ったそうです。
以来、開かずの門として堅く閉ざされているそうです。
歴史のある神宮ならではの逸話ですね。




 南神池






ここには休憩所があり、『宮きしめん』の幟がありました。

きしめん...、食べたいのは山々だったのですが、まだ朝の9:30ぐらいでした。
朝は食べて来たし、昼にもちょっと早いし...。
えい! 近々リベンジしよう!










池の中央辺りにある二つの石は、亀を模したものだそうです。
いわゆる亀石って奴ですね。
天気の良い日などは、この石の上で本物の亀が甲羅干しをしている姿が見られるのだそうです。
今日は...、見当たりませんね、亀さん。



 二十五丁橋





名古屋最古の石橋だそうです。
残念ながら立入禁止になってました。
西行法師がここで休んだという伝説があるそうです。




 龍影閣(りょうえいかく)






明治天皇聖跡だそうです。
門が閉ざされ、中を見学する事は出来ませんでした。





柵の外から、庭の噴水の画像だけ撮りました。



敷地内にある別宮も参拝して行きます。
正門大鳥居の横の小振りな鳥居をくぐって中に入ると、


 別宮八剣宮






本宮と同じ祭神がお祀りされています。
社殿も本宮と同じ造りで年中祭儀も同様に行われるそうです。

八剣宮は武門の信仰が篤く、織田信長、徳川綱吉らにより社殿の修造造営が行われて来たそうです。


 



本宮と同様に手水を遣って清めてからお参りします。
ここでの願い事も本宮と同じ事を祈りました。
ナイショなのも同じです。



 摂社 上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)










尾張国造「乎止與命(おとよのみこと)」をお祀りし、熱田の地主神とされているそうです。
「知恵の文殊様」として崇められ、合格祈願に詣でる方が多い神社だそうです。

ちょっと趣旨が違うけど、同じような願い事です。







天気がすぐれない中、意外とのんびり歩きました。
比較的街中にある神宮ですが、広大な杜と静寂さが歴史を感じさせました。
まだまだ、その他の末社や文化殿など見残しているものがたくさんあります。
宮きしめんも食べていませんし、もっと天気の良い日にリベンジを計画しています。





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2 コメント

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お~ (ちず)
2011-09-14 13:37:48
厳かな雰囲気が漂ってますね。
鳥居の下の神主さん(?)もいい感じ。
コケだらけの木がまた緑を濃く見せてくれてます。
返信する
☆ちずさん (礼次郎)
2011-09-14 17:48:29
いつもコメントありがとうございます。

歴史のある神宮なので古木、巨木が多く、歴史を感じさせる雰囲気を出しています。
苔むした木の幹も厳かな雰囲気を醸し出していました。

秋晴れの日にリベンジしたいです。
返信する

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