地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

有珠山

2013-10-11 21:48:17 | ☆心象風景
フィルムを調べていたら、少々貴重な画像を見つけました。

洞爺湖のすぐそばにある有珠山。
これは昭和最後の噴火の一年後のものです。

この頃は噴火から一年を経過して、なお蒸気噴火を繰り返していた大変危険な時期だったと記憶しています。






この一年前の大噴火で、ロープウェイの山頂駅も崩壊状態でした。
この画像は、フィルムからスキャンしたものなので解像度が悪いですし、色合いも良くないのですが...。
それよりも火山灰が降り積もっているせいか、まるでモノクロ画像を見るようです。







同じようなアングルから撮った最近の画像です。
現在は、ロープウェイは修復・営業再開されています。
周辺の草木も復活し、目映いばかりの緑ですね。







写真を撮っていると、またまた噴火が始まり噴煙が立ち昇り、降り注ぐ火山灰で撮影不能になりました。







少しアングルが違いますが、これも最近の画像です。







火山性の地震も発生し、立っていてもはっきりと分かるぐらいの揺れを感じました。
危険を感じたので、この場から離れました。






有珠山の山麓から、洞爺湖の対岸まで非難しました。
遠く離れても、噴煙が立ち昇る様子がはっきりと見て取れます。







洞爺湖の遊覧船も、この後運行停止になりました。






噴火を続ける火山の画像を撮ったのは、この時が初めての体験でした。
風景を撮っていて身の危険を感じたのも、この時が最初で最後です。

大自然の力の恐ろしさと人間の無力さを感じた撮影旅行でした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (道草吾郎)
2013-10-12 07:28:15
 いつもお世話になっております。道草吾郎です。

 大変な時期に有珠山に行ってきたんですね。迫力ある写真に見ている私も緊張を覚えます。

 自然は美しいと同時に、こういう怖さもありますから、上手に付き合っていかないといけませんね。
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☆道草吾郎さん (礼次郎)
2013-10-12 09:47:40
たまたま発車待ちをしていた路線バスで非難したのですが、途中で火山灰の影響で全く視界が遮られ、しばらく停車していました。
差し迫った噴火の危険はなかったので、事無きを得ましたが、興味本位で火山に近づくものではないと反省した記憶があります。
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