D次郎の体調はどんどん変わっていった。
朝、できたことが、
夕方には、もう厳しくなっていく。
体調に合わせた環境づくりを
微調整しながら、過ごした。
例えば、
ケージフロア移動のためにステップを作ったり、
ハンモックを外したり、
トイレの段差をなくしたり。
だけど、結局、すぐにフラットな療養環境が必要になった。
おむつもカバーも用意した。
猫はどんなに弱っても自力でトイレに行こうとするようだ。
だけど、通院や食事介助が長くなると、
お漏らしもあった。
給餌にはたくさんの洗い物が出る。
シリンダー、スプーン、食品別皿、タオル、エプロン、などなど。
一日3回の強制給餌は、時間がかかる。
そして、朝から夜まで、洗い物が多くなった。
ずいぶん前のことだが、
食べなくなった猫に給餌をしていて、
やっと2本のちゅ🤎るを受け入れてもらい、
嬉しくて、そのことを獣医に報告したら、
「それでは、オヤツにもなりませんよ」
と、言われたことがあった。
知人によると一日に必要なエネルギー量は、
猫の体重1kgあたり50kcalで、5kg体重では250kcalとのこと。
検索してみると、確かに一日に必要なエネルギー量は、予想より多かった。
成猫の場合、猫の体重1kgあたり64kcal。
完全室内飼育や運動量の少ない場合で52Kcal程度が目安とのこと!
ちゅ🤎るは、7Kcalだから、確かに喜んでいる場合ではない。
早速、フードのラベルを見て、カロリー量の確認をしてみる。
食の細い猫には、20Kcalだって、大変だ。
ちゅ🤎るでも高カロリーのものがある。
早速、箱買いだ。
友人たちは、食べられるものをあげれば充分だと言ってくれた。
でも、到底、無理な目標ではあるけれど、
数字の目標を自分なりにもって、取り組むのは励みになる、と思った。
猫様のカロリー計算をしている私の食生活はガタガタだけどね。
私は、コンビニの菓子パンや弁当暮らしで、睡眠不足。
自分の通院や用事もキャンセルした。
しかし、D次郎は、どうなっていくんだろう。
私は、D次郎を支えられるのか。
そして、再々検査の結果が出た。
予想できなかった病気の疑い。
飼い主としての反省がかけめぐる。
D次郎、まだ9歳だよ。