ドイツ国内の空港職員によるストライキで、予定していた帰国便がキャンセルとなり、帰国するのが2日延びた。
休暇が延びたと思えばラッキーであるけれど(実際のところ、Eは内心喜んでいる)、フライトの予約取り直しやらで、結局半日を要した。
ロンドン経由の便を確保したところ、英国で乗り継ぐ場合、ETA電子渡航認証の取得という新たな手続きが必要になったことがわかり、めんどくさくなったので、乗り継ぎ時間が長いけれど、そんなものの必要のないパリ経由便を取り直した。
手持ちの薬はギリギリ間に合ったが、美容院の予約や仏語教室のキャンセルをしなければならないし、外来受診日の変更や、傷病休暇がきれてしまうので、おそらく年休を使うことになると思う。
「予定どおりにいかないことが多くなってドイツが嫌いになってきたよ」
確かに、電車は遅れるし、ネット環境も良いとは言えないし、ストライキはよくあるし、街も汚いのが目立つところもあるし、最近のドイツは、以前のイメージとはだいぶ変わってきているのだろうことは、私にもわかる。

極右派の勢いが強まっているドイツでは、それを押さえ込もうという市民運動も盛んで、すっかり春の陽気になったここでは、選挙が終わっても週末の町の広場では、人々の対話集会で賑やか。