とうとう掃除機を新調した。
我が家の掃除機は、買ってからゆうに10年たっている。
いまどきはめずらしくなったフィルター&紙パック式だ。
休みの日に何気なく観ていたTVのショッピング番組で、半年前に気になった掃除機をまた売っていた。
そのときは、下取りに出すときの段ボール箱の調達が面倒になり、買わなかった。
しかし今回は、もうこれ以上安値にはならないだろうという値段で再び売り出されていた。
どのメーカーの掃除機だろうが、機能性において、我が家の掃除機に劣るものはないだろう。
古くなったせいか、使ってもきれいになっていない感がある。
足腰が悪くなって、床に座る生活をしなくなったからといって、大枚はたいた我が家のペルシャ絨毯が埃まみれになっていくのを、いよいよ見てみぬふりはできなくなった。
タイミングよく、古い掃除機を梱包するためのダンボールも我が家に舞い込んだ。
実は、「吸ったゴミが見える」という、新式掃除機の仕組みへの抵抗感が、買い替えを渋っていた理由のひとつにある。
汚れた床拭きクロスも見たくないくらいであるから、ああいう仕組みは背筋がぞぞっとする。
しかしそうはいっても、悔しいかな、世の中の流れには抗えず。
購入を決めたのであった。
家電製品の買い替えには、「抵抗感」や「躊躇感」と向き合っている。
我が家のトースターは、30年以上現役である。
昔の製品は、そうそう壊れない。
けれど、最近のものは数年で故障するようにあらかじめプログラミングしてあるのではないかと勘ぐってしまうほどである。
最近の日本の製造業の不祥事などを見ると、「ものづくり」に対する考え方はどうなってしまったんだろうと思う。
また世の中には、壊れてもいないのに、つぎつぎと新製品に買い換えるという風潮もあり。
消費者側の考え方も、果たしてこんなんでいいのかなあと思う。
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