1日午後にフランクフルトを発って、2日お昼前に帰国。
今回は空港までGrisuも見送りに連れてきた。
フレブルはアレルギー体質で、人工的に掛け合わせて作られた犬種であるがゆえ、気道をはじめ、様々な解剖学的問題を抱えているせいで、飼育にはかなり神経を使う。
Eは実際にこれまで、かなりの医療費をGrisuにつぎ込んできたようである。
けれど、客観的にみて、ちょっと過保護すぎるんじゃないかなと思うところが多い気がした。
愛しているからこそではあるのだけれど、あまりにもGrisuを優先しすぎて、E自身の生活がかなり犠牲を強いられていることに、私は意外と早くから気づいた。
Eも薄々そのことに気づきながらも、抜け出す糸口が見つけられないまま、なかば諦めの境地にいたように思う。
ところが、私という新たな優先対象が出現したおかげで、Grisuに関することでは現実的に妥協しなければならないことが増え、彼とGrisuの生活が徐々に変化している。
Grisuは時折ドッグホテルやオーストリアの実家での日々を満喫できているし、近所の森だけでなく、街歩きの楽しさも経験。
Eにとっては自己犠牲からの解放、Grisuにとっては新たな経験の獲得という形で、それぞれの成長に私が一役かっているんじゃないかな、と思っている。
もちろん、最も恩恵を受けているのは、この私なんである。
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