晴れ、ときどき毛玉なり

~時には毛玉も吐くけれど、とりあえずは今日の努めにシペシペするなり~

猫好き夫婦の日常生活あれこれ雑記

文楽に遊ぶ

2013-02-03 | レビュー

 

 

2月2日(土)は、西宮プレラホールまで「文楽に遊ぶ」講演に行ってきました。

文楽人形、人形の使い方(演じ方)について、人形使いの吉田和生さんが解説されておられました。

いやぁ~…タメになりましたぁ~、というか楽しかったぁ~

 

実際に舞台で使うお人形を講演時、間近で見せてもらいました。

 

 

「傾城反魂香」の雅楽之介。

 

 

「新版歌祭文」のお染。

 

どうしたら、人形が生きているように見せられるのか?

という質問に対して吉田和生さんいわく、人形の「視線」が大事なのだそう。

 

なるほどねぇ~、視線でしたかぁ…。

 

 

 

 

 

 


 ロドリゴ・イ・ガブリエラ/サンケイホール ブリーゼ

2013-01-17 | レビュー

 

15日(火)は大阪サンケイホール・ブリーゼまでロドリゴ・イ・ガブリエラのライヴに行ってきました。

サンンケイホールって今じゃ、「ブリーゼ」って呼ぶんですね。

20年ほど昔では、ただのサンケイホールだったのに…

ずいぶん立派なビルに変身していてビックリしました。

 

さて、肝心のライヴの方ですが、文句なしの素敵なステージでしたよ。

今回は、ギターデュオにキーボードが参加してのステージだったんですが、このキーボード

アレックス・ウィルソンがとんでもなく良かったんです。

出来たら、ライヴの全曲参加していてほしかった

 

ライヴ最後の曲で、ロドリゴが観客にステージにあがっておいで、と手招きしたことにより

複数の観客がステージにあがっていきました

脇で警備スタッフが慌てているのが見えたんですが…そりゃ、慌てるわよなぁ

ロドリゴが観客をステージに招いたわけだし、またステージに上がろうとする観客達を

下手に制止をすると騒動になりかねないし…。

結局、警備スタッフは心配そうにしていたけど静観し、ステージにあがっていった観客も

問題を起こすでもなくロドリゴとガブリエラを囲んでおとなしく(?)踊ってました。

 

ライヴを堪能した後は、いつものごとく下男と居酒屋へ・・・。

この日行ったのは、駅前第一ビルの「伊達屋」。

初めての店なんですが、仙台牛タンがウリという看板を見て入店決定。

牛タン以外は地酒もウリで、私達夫婦の好きな宮城の「雪の松島」もありました

昔、仙台に旅行した時のことを思い出し、二人ともご機嫌UP

美味しいので、もっと色々注文しようとおしながきを見ていると、なんか奇妙なメニューを発見。

「ヘンなギョウザ」ってメニューがあるんですけど、コレってなに?!

 

お店のおっちゃんに訊くと

「ヘンなギョウザはねぇ…ん~・・・ヘンなんですわ。」

って説明になってないしっ

お店のおばちゃんに訊くと

「普通のギョウザとちゃうて平たくてね・・・ま、ヘンなギョウザでおますわ」

って、これもまたよく判らない説明だしっ

 

とりあえず、美味しいと言うので注文してみました。

コレがその「ヘンなギョウザ」です。

 

ギョウザの皮を広げたままにして、具少々に明太子少々、チーズを乗っけて焼いているようです。

これを二つ折りにして食べるんですが、確かに美味しい

ビールにもすごく合います

味はすごく良いんだけど、出された時の見た目の悪さとネーミングの悪さがなんともいえないのですが、

このお店のおっちゃん、おばちゃんを見ていると、どうもそれらが「らしい」んですよね~

この「らしい」のが、長所なんだか短所なんだか私には判りませんけど…。

 

ただ少なくとも、私達夫婦はすごく気に入ったお店でした。

大阪に行ったら、また寄ろぉ~っと

 

 

 


「大江戸りびんぐでっど」  中村勘三郎さん追悼上映

2013-01-14 | レビュー

(↑過去上映時のフライヤー)

昨日、大阪ステーションシティシネマまで下男と「大江戸りびんぐでっど」(シネマ歌舞伎)を観に行きました。

中村勘三郎さん追悼上映ということで、公開映画館は全国で3館だけ、公開期間も1週間だけです。

(期間1月12日(土)~18日(金) 東京、長野、大阪それぞれ1館のみで上映)

 

作・演出が官藤官九朗でゾンビものとあって、前々から観たかった演目なんですよね~。

で、実際に観てみると、なんか不思議な感覚でありながら、すごく楽しめました

どう不思議かっていうとね、「ああ、やっぱりクドカン…」と感じさせながらも、しっかりと歌舞伎してるところ。

 

存鼻(ゾンビ)が集団でダンス― 日本舞踊じゃないですよ、洋モノ、洋モノ! ― するんだけど、

歌舞伎に多い「やつし」(身をやつす、身分を隠す)設定や泣かせどころはしっかりある、その上

歌舞伎の最強ヒーロー・キャラ「暫く」の権五郎が出てくるというパロディ要素まであるという、

面白さテンコ盛り状態の作品でした。

(パロディは歌舞伎作品に限らず、ゾンビものとあってジョージ・A・ロメロ作品など映画ネタも多くありました)

歌舞伎ファンもそうでない人も楽しめる作品です

 

ただ…やっぱり、勘三郎さんは惜しすぎますよね

 

作品を観ている最中は楽しかったんだけど、観終わったらすごく淋しくなりましたよ。

昨年末、夫婦で来年こそは勘三郎さん親子の出演舞台を観たいよね~、なんて話していたんですもの

 

今年は3月から、シネマ歌舞伎作品が月1回の頻度で上映されるそうです。

今となっては、勘三郎さんの作品はシネマ歌舞伎で観るしかありませんので、上映を見逃さないように

まめにチェックしたいと思います。