最近、少しずつ秋らしくなってきましたね。
(…更年期の私は季節感が欠落しているようで、まだ暑いんですけどね)
皆さまは如何、お過ごしでしょうか?
さて、我家のこの週末は、入院している父親を自宅に招待致しました。
私の実父で、一週間前に余命宣告を受けたばかりです。
なんとか、元気で意識がハッキリしている内に、大好きなお酒を気にせずに
呑んでもらいたいと、我が家に招待したのです。
ただ、招待すると簡単に言っても、父は歩行はおろか、自力で立つ事もできませんので
それなりの準備が必要でした。
室内を車椅子で移動できるよう動線を確保したり、介護用ベッドをレンタルしてきたり…。
介護ベッドを準備していると、新しモノ好きなせいたんが、一番乗り…
このあたりは、全て下男が手配してくれたので、私は助かりました
時間のない中、下男をシゲさんご夫婦がお手伝いして下さったお陰で、
無事に父を招待することができました。
いや、ホント…下男やシゲさんご夫婦には感謝です。
丁寧に準備してもらった甲斐があって、父も喜んでいました。
どきなさいっ!と言ったら、このふてぶてしい表情…。
自宅に父がやって来たのは、これが初めて。
だから、せいたんとのご対面も初めてなんですが、せいたんを見るなり開口一番がやっぱり
「でかい猫だなぁ…」と。
その後、「こりゃ、外人か?」と訊くので洋猫でメインクーンっていうんだよ、と説明すると
「ハイカラなんだな。」と、父はひとり納得していました。
にゃんこに対してハイカラというのも、どうなのかと思うのですが
そして、やっぱりメインクーンへの決まり文句を口にしました。
「これは、ホントに猫か?タヌキなんじゃねぇのか?」・・・・。
どきなさい!と言われていても、の~び、のびっ!っとリラックス♪
せいたんも、最初の1時間ほどは、父に警戒して近寄らないという一般猫らしい常識的な
態度でいたのですが、その後、時間経過とともに生来の厚かましさを発揮するようになりました。
近付いていって、父の顔をクンクンしたり、父が寝るハズの介護ベッドのど真ん中に寝そべって
いたり(自分のベッドだと主張しているよう)…。
そして、父がベッドで横になると、ベッドに上がって父を踏んづけていくという…
せいたんの無礼講も、父は気にしなかったので良かったのですが。
父が満足してくれたので、私自身も嬉しかったし、
また苦労して準備してくれた下男もそれを喜んでくれたのが何よりでした。
今日の昼すぎ、父を再び入院先に送っていきました。
介護タクシーでひとりで戻るから、来なくてイイと言う父に、
病院で外出から戻ったという手続きをしなければ
いけないんだと説明する際、記入済みの外出許可申請書を見せました。
その書類には、患者名と外出日時、外出の目的を記入するんですが、
私が記入した父の外出目的は「気晴らし」。
父は、その表記が気に行っていたようで微笑んでいました。
来週も遊びにおいでね…と言って、病院で父と別れたのですが、
本当に来週も遊びに来れることを祈っています。
うにゃらぁぁ!!これは、俺のベッドにゃうっ!
来週も遊びに来て、せいたんとベッドの奪い合いをしてほしいものです。