(↑過去上映時のフライヤー)
昨日、大阪ステーションシティシネマまで下男と「大江戸りびんぐでっど」(シネマ歌舞伎)を観に行きました。
中村勘三郎さん追悼上映ということで、公開映画館は全国で3館だけ、公開期間も1週間だけです。
(期間1月12日(土)~18日(金) 東京、長野、大阪それぞれ1館のみで上映)
作・演出が官藤官九朗でゾンビものとあって、前々から観たかった演目なんですよね~。
で、実際に観てみると、なんか不思議な感覚でありながら、すごく楽しめました
どう不思議かっていうとね、「ああ、やっぱりクドカン…」と感じさせながらも、しっかりと歌舞伎してるところ。
存鼻(ゾンビ)が集団でダンス― 日本舞踊じゃないですよ、洋モノ、洋モノ! ― するんだけど、
歌舞伎に多い「やつし」(身をやつす、身分を隠す)設定や泣かせどころはしっかりある、その上
歌舞伎の最強ヒーロー・キャラ「暫く」の権五郎が出てくるというパロディ要素まであるという、
面白さテンコ盛り状態の作品でした。
(パロディは歌舞伎作品に限らず、ゾンビものとあってジョージ・A・ロメロ作品など映画ネタも多くありました)
歌舞伎ファンもそうでない人も楽しめる作品です
ただ…やっぱり、勘三郎さんは惜しすぎますよね
作品を観ている最中は楽しかったんだけど、観終わったらすごく淋しくなりましたよ。
昨年末、夫婦で来年こそは勘三郎さん親子の出演舞台を観たいよね~、なんて話していたんですもの
今年は3月から、シネマ歌舞伎作品が月1回の頻度で上映されるそうです。
今となっては、勘三郎さんの作品はシネマ歌舞伎で観るしかありませんので、上映を見逃さないように
まめにチェックしたいと思います。