おうちでできるアタック自主練ー前書きー

人数の少ないふくふくの所属するバレー部が、
けが人続出のピンチに見舞われています。

そんな訳で補欠のふくふくにも練習試合出場の
機会が巡ってきました。ただ、故障者のポジションに
入るため、今まで一度もやったことにないポジションを
任されたそうです。

「それなのにさっ、先生が怒るんだよ、なんでできないって・・・」
「そのアタックでいいと思ってるのかとかさ・・・」
ふくれっつらでふくふくが愚痴をこぼしました。

「確かにアッタク打てないけど、うちはセッターになりたいんだし・・・
トスが上手に上げれればいいんじゃない？」
更にふくふくは続けます。

幼稚園からこじんまりした集団で暮らしてきたふくふく。
争いや競争はほぼ無縁でした。
中学校で人数が増えてもまれるのもいいかも・・・と
思ったのですが、入った部活は人数が少なく、
多分来年はこのままぼーっとやっていても
アタックが苦手でも、レギュラーになれることでしょう。

更に、まだ中１だというのに、得意なところを伸ばして、
苦手なことを回避するという手段に気付いています。

いいのか・・・このままで・・・
こうした悔しい気持ちを更なる前進につなげるのが
正しい中学生なんじゃないのか・・・

部活にはなるべく干渉しないように気をつけていましたが、
このチャンスをみすみす逃すのももったいなくて・・・
家での自主練を提案してみました。

でも、素直に始めるふくふくではありません。

経験者のむしむしを頼りにしてみましたが、
中間試験で忙しいんだそう。

そこで、バレーに関してはど素人な私が、
ネットでいろいろとアタックの上達法を調べることから始めました。

多くのサイトでアタックの上達への近道として
「壁打ち」が推奨されていました。
が、家でやる場合、どこの壁でやればいいのよ～

基本的にネットで紹介されている練習法は
体育館でやるものがほとんどです（当たり前だよね・・・）。
しかも、「より強く」とか「より正確に」とかレベルの向上を求めるものも多く、
ふくふくのような超初心者には難し過ぎるものばかりでした。

一応経験者むしむしにふくふくのシャドーアタック（？）を見てもらったところ
「スイングがおかしい」とのことでした。
顧問の先生からは「手を後ろに引いてない」
友達からは「ジャンプの時に左手が上がってない」
私が見ると「なんかステップがヘン」

全てがおかしい・・・

いったいこれをどこから練習すればいいのよ・・・
しかもこの狭い家で・・・

こうして母子の３日に渡るアタック自主練が始まりました。
しかも体育館は使わず、学校から帰宅後に家でできる自主練です。

つづく