耳が詰まって、聞こえが悪くなった時のこと

ある夜の風呂上りのことです。

右耳が詰まって、聞こえが悪いことに気づきました。

 

シャンプーの時、耳に水がはいったのかなと

綿棒で水を吸い取ろうとしたところ

耳の詰まり感が更に悪化、

今まで経験したことない耳の状態になりました。

 

右耳を下にして横になって水を出そうとしても

耳の圧が増えるだけ。

とても不快になって、すぐに止めてしまいました。

 

音の聞こえが悪いことに関しては

反対の耳を指でふさぐと

全く聞こえない訳ではないけど

いつもより全然聞こえない…

特に低い音がほとんど聞こえない。

加えて、耳鳴りもしてる、気がする。

 

あ、これは…

突発性難聴ってやつかもしれない。

 

ネットで「耳　つまった感じ」で検索すると

可能性として出てくるし、

ストレスが原因とか書いてあるし…

 

そうか…

この数か月のストレスが、形となってついに出てきたか

ああ、なんてかわいそうな私なんだ…

そんな気持ちになりました。

お布団の中で、こっそり泣いたりもしました。

 

一晩たっても症状は変わらず

午後、耳鼻科に行きました。

 

耳鼻科の医師は私の話を聞くと

「ちょっと耳を見ますね～」

「耳垢詰まってますね～」

「反対はきれいなので、耳垢のせいでしょうね」

 

みみあか？

今、みみあかって言いました？？？

（私の心の声です）

 

「きれいにして変わらなかったら検査しましょう」

 

その後別室で横になって

耳の中になにやら薬を入れられ

待つことしばらく。

 

医師がやってきて

モニターに私の耳の中を映しながら

「この茶色いのが耳垢。

これ取りますね～

（シュッと耳垢吸引される）

白いのが鼓膜で、傷もないから

薬も必要ないですね」

 

その時点で、詰まった感じだった右耳が

いつもの感じに戻って、

しかも聞こえも普通になっていることに感激しました。

 

医師によると、耳掃除の際

逆に耳の奥に耳垢を押し込んじゃうことがあるらしく

そうならないように、時々病院で耳掃除したほうが

いいですよ～とのことでした。

 

再び、普段の聴力と耳の状態を取り戻した私。

耳に圧がないって、とっても素敵だったのね～

 

でも、新たな懸案事項が頭に浮かんでいました。

 

ストレスのため

突発性難聴を発病したかもしれない

かわいそうな私

 

これを午前中のうちに、４人ほどにアピールしてしまっていました。

耳垢だよ、みみあか。

かわいそうでもなんでもないじゃん…

 

一番気楽な人に報告したところ

「爆笑ｗｗｗｗｗｗｗ」みたいな返信。

笑っていただけて光栄です。

 

もう１人お仕事先の年上の方は

「よかったじゃない、なんでもなくて」

と年上の方らしいお答え。

やさしい。

 

そして、問題は夫。

夫には「かわいそうな私」に加えて

夫がいかに私にとってストレスになっているか

反省して欲しい旨付け加えてありました。

 

夫が私に与えるストレスって言うのは

病気のことではありません。

 

ただ、病気により夫といる時間が長くなり

その中で夫の他者を思いやらない発言に

その都度イラッとさせられていました。

 

それを厳しく注意してしまった後の「耳垢」、

どうしたものか。

 

どうするか方針が定まらないうちに

夫が帰宅してしまいました（時短勤務なので早い）。

これは困った！

 

夫も少しは気にしていたようで

「耳、どうだった」

と聞いてきました。

 

私「治った」

夫「治ったの？」

私「治った」

これで終わりました。

 

耳垢については、触れずに済んでよかった…（のかどうなのか）。

普段人に興味を持たない夫にいらっとしてるのに

今回ばかりはそれを逆手に使わせてもらいました。

 

後の１人はしばらく会う予定がないので

会った時にでも話そうと思います。

 

そして「耳垢」と書いたのですが

ネットの情報によると、この症状には

「耳垢栓塞（じこうせんそく）」という立派？な病名があります。

耳に水が入った際、

耳垢が膨張して症状が強くなることもあるようです

（今回、多分これ）。

 

そして、高齢者が耳が遠くなったと受診するとこれだったり

認知症かもって思われていたのにこれだったり

逆に、これ治したら認知症の症状も改善したり

これを放置すると認知症につながったり

侮ってはいけないことも知りました。

 

今回は笑い話で済んだのですが

この先できるだけ、ストレスの小さい毎日を

送らねば！と改めて感じましたよ。