夢見たガーデニングの成れの果て

今年も庭のブルーベリーが実りました。

きっと、人間が食べる前に鳥が食べちゃうけど。

大きくなり過ぎたみかんの木もばっさり。

調子に乗って、切り過ぎたかも。

なんて、

庭仕事をエンジョイする人風に始めましたが、

実際の庭は廃墟のごとく…

とても真実を画像にすることができません。

どんだけひどいかを以下に書きます。

春先のある日、近所の方がやってきました。

「あの大きな鉢を譲って欲しい」

この鉢です。

多分、まだ私がガーデナーとして機能していた頃

わりとお高い値段で購入した物です。

最初は、なんかのコニファーが植わってたんですが

それが枯れて以降、ツタ的な物に代わり

それすら雑草に取って代わられ、

階段を上がったところに置かれていました。

放置されていた鉢なので、

もちろん無料で差し上げました。

大きすぎたので、運ぶお手伝いまでしました。

その方はその感謝の気持ちを

「雑草取り」

で表してくださいました。

家に帰ると、玄関脇の雑草が少しずつ片付いている、

てな状況が登場したわけです。

夫は、

家の者がいない時に庭とは言え立ち入るとは

不法侵入だよね、なんて言ってましたが

そこまでされるほど雑草が伸びていることに

私は恥じ入りました。

ただ、恥じ入っただけでは雑草は減りません。

近所の方の雑草取りはしばらく続きましたが

気温が上がるころには来なくなりました。

またしても草ボーボーに戻ってしまいました。

時間はあるんだから、どんどん抜こうよ！と思うのですが

気力が全然足りませんでした。

時々、少しだけ抜いたりしていたのですが

私の作業量と雑草の生命力では雑草の圧勝。

それだけでなく、小さな庭に適当に植えた植木も

気温の上昇とともに生育の勢いを増し、

家の北側など、もうね、自分たちではどうにもできず

アウトソーシングしないといけない状態です。

そして、車の駐車に邪魔になるほど枝が伸びて

車を停めるのに差しさわりが！！！

という状況まで追い詰められました。

追い詰められた私は、

小雨降る中、意を決して切ることができました。

ついでにみかんも切ったりしました。

その時、いつ植えたのか忘れた

ブルーベリーが実っていることを知り、

ほったらかしでも実るなんて

とっても強い品種！と感心したりね。

そんな順番なんです。

家を建てる時、小さな庭を作って

そこに季節の花を植えて…

と自分の能力を鑑みず夢想してしまいました。

子どもが1人の時は、まだなんとかなりました。

2人に増えると、自分のガーデナーとしての限界を知りました。

しかし、強い味方、実家の父がいました。

時々ですが、子どもの面倒を見るついでに

庭の雑草抜きなどやってくれました。

鉢を上げた人とも、庭を通して交流していたようです。

その後、父は高齢のため庭の手入れができなくなり

私の小さな庭はほとんど手入れもされず

ひどい有様に…

シルバー人材センターさんや夫の知り合いに頼んで

ばっさり切ってもらったりして

なんとか体裁を整えています。

いや、体裁が整うのは短い期間で

すぐに廃墟のような状態に戻るんですけどね…

素敵な庭のおうちに暮らしたい。

それには、時間と気力と体力が必要。

私にあるのは時間だけ。

素敵じゃなくても、廃墟みたいじゃない庭にしたい。

まずは、ここから始めたいです。