京鹿子娘二人道成寺＠歌舞伎座・幕見

菊ちゃん・玉様の二人道成寺をどうしてもまた観たい！
ということで幕見で観てきました～！



13時の売り出し、13：20開演なのに、11時半の時点ですでに長蛇の列。
しかもすでに立ち見ってどういうこと！？って感じでしたが、なんでも今月はチケットが完売で、幕見の人も一幕目から三幕目まで通しで観る人ばかりで、2幕目の1番に並んだ人でも立ち見とのこと。

なるほど・・・。考えが甘かった、2幕目でも確実に座って観たいなら1幕目に間に合うようにこないといけないらしいです。
確かに今月は二人道成寺に勧進帳に蘭平に人気作が揃ってますもん。しょうがないです。

だからと言って引き返すこともできませんし、頑張って1時間半並び、その上立ち見で1時間立ちっぱなしでしたが、道成寺が始まってしまえば、2人の美しさにうっとり、艶やかな踊りに酔いしれて、疲れもふっとんでしまいました～！！！もう眼福。

菊ちゃんの花子は前半感情を顔に出さずに必死に踊り続けるので、恋する乙女の健気な気持ちが伝わってくるし、その分ラストの鐘入りで蛇の精となって睨みを利かせる時の豹変ぶりがゾクゾクするほど妖艶で、改めて素晴らしい！って思いました。
初日に失敗した引き抜きがちゃんと上手くいっていたのも良かったです。

もちろん玉様の花子も迫力があって良かったです。手ぬぐいの踊りは大人の女性の色気が出ていて素敵でした。でもちょっと貫録ありすぎかも？
そうそう、この日の舞い尽くしは萬太郎くんでした。

よくよく考えてみれば、今月終われば菊ちゃんはロンドンでの「十二夜」公演に行ってしまうので、歌舞伎座に次戻ってくるのは5月なんですよね～
あー寂しい！ロンドン行きたい！ってお金ないので絶対無理。

ま、その間ゴスや嵐で気が紛れそうなのでいいんですけどね～。


この日もせっかくなので着物を着ました。
幕見だし気合い入れなくていっか～と思い、黒の猫のシルエットが入ったポリの着物に薔薇の塩瀬名古屋帯のコーディネート。



この日、歌舞伎の後神楽坂のアンティークショップ「ふくねこ堂」に寄る予定だったので、猫つながりってことで。
お店では現在猫まみれ展開催中で、写真やぬいぐるみが沢山飾ってありました。

ふくねこ堂では先週一目惚れした花の刺繍が入った豪華な名古屋帯と、紬にも合いそうな藤色地に和傘柄の名古屋帯を購入。

それに桜の柄の半衿と、ケースに猫の可愛い絵柄が入ったソーイングセットも一緒にお買い上げ。
桜の半衿はこれからの季節大活躍してくれそうです♪



着物も大分落ち着いて着付けが出来るようになりました。
でも来月の試験では、15分で着なければならないのがプレッシャーです・・・。