昨年の演舞場での米團冶襲名披露公演に行かなかったことを激しく後悔していたのですが、恵比寿でもやると聞き、これは行かなきゃ!ってことで勢い勇んで行って参りました!
なんでも今回の襲名披露公演は77ヶ所回るそうで、3月下旬の大阪が最後だとおっしゃっていました。
落語家さんの襲名披露は初めてですし、米朝師匠のお顔を拝見するのも初めて、もう念願かなって最高に嬉しかったです。
口上も豪華メンバーが揃い、それはそれは華やかで賑やかなものとなりました。
前半は志の輔さんのお弟子さん志の春さんの「つる」から始まり、米朝師匠のお弟子さん団朝さんの「寄合酒」、団朝さんの大阪人ネタのまくらがめちゃくちゃ面白かったな~。
南光さんの「義眼」はちょっとお下品な演目なのですが、南光さんのおおらかな人柄と、ちょっと高めの声のトーンで話されるのを聴くとほんわかした雰囲気になってとっても面白かったです。
演目にからめたご自身の喉に出来たポリープのまくらが上手くリンクしているのがさすがだな、と思いました。
この方も聴くのが初めての大御所、立川志の輔さん、日本で一番チケットが取れない落語家さんって言われていて、新作落語に定評があるので一度聴いてみたいと思っていました。
演目は「みどりの窓口」、新作落語で、JRのみどりの窓口のお客さんと、駅員のやり取りが面白おかしく描かれ、最後のサゲに持って行く所が絶妙で、何度もお腹を抱えて笑ってしまいました。
新作落語って今まで若手の方のものは聴いたことあったけど、別にたいしたことなくて、やっぱり古典がいい、なんて思ってたのですが、この「みどりの窓口」はテンポもいいし、伏線も見事!良く出来てるな~って感心しました。
志の輔さんの人気がある理由がうなずけると思いました。
私もチケットが取ればな~もっともっと生で聴いてみたいです。
中入り後は、お待ちかねの口上、下手から進行の団朝、米朝、米團冶、志の輔、南光と並んでいます。
米朝師匠を観た瞬間もう鳥肌立ちました。
ちょこんと座っているだけなんですけどねぇ、すごいオーラがありました。
観客も米朝師匠が出てきただけで拍手喝采、米團冶さんの襲名披露ですが、やっぱりまだまだお父様の方が人気があるようです(笑)
米朝師匠は83歳とかなりのご高齢で、動作はゆっくりなのですが、しゃべる方はまだまだはっきりされていて、軽いジョークを交えたりしながら口上を述べられました。
息子のことは褒めにくいなんておっしゃっていました(笑)
もっともっと色んなお話聞きたかったけど、生で観れただけでも十分満足でした。
志の輔さんはいかに米團冶さんがキザでダンディかというお話、南光さんは襲名披露公演中の旅の米朝師匠の可愛らしいエピソードを話されていました。
米朝一門の方の落語を聴きに行くと、必ず誰かが米朝師匠のエピソードを話すのですが、皆さん師匠が大好きでしょうがないって感じがすごく伝わってきて、そういうのを聴くとほのぼのしていいなって思います。
そんな中米團冶さんは一人頭を下げ続け、先輩方の激励の言葉に真摯に耳を傾けているのが好感が持てました。
そして最後トリを務めるのが米團冶さん、演目は「七段目」。
私の大好きな芝居物の落語です。
大阪の芝居好きの若旦那が、丁稚の定吉と一緒になって仮名手本忠臣蔵の七段目を演じるという噺。
米團冶さんはお芝居が上手だし、50歳とはとうてい思えないなんとも言えない色気があるので、ダメ若旦那役がもうぴったりです。
途中で團十郎さんの真似で、1月の国立の象引きの台詞の真似をしたのですが、これがもうそっくり!あの下ったらずのところがもう最高でした。
時間に余裕があったのか、今まで聴いた七段目の中で一番長く丁寧にやってくれたように思います。
サゲも見事に決まり、これから大名跡を継いでいくんだ!という覚悟が垣間見れる、大熱演に大満足でした。
いつも思うのですが落語家さんは芝居がほんとにお上手。歌舞伎を何度も観て研究してるんでしょうけど、たいしたものだと感心します。
私が前回米團冶さんの落語を聴いたのはまだ小米朝のときでしたが、その頃にはなかった風格も備わってきたように思いますし、これからもその名に負けぬよう、精進して頑張っていってほしいなと思います。
今週は落語WEEK♪
吉弥さんとよね吉さんの落語会、めっちゃ楽しみです!
立川志の春 つる
桂団朝 寄合酒
桂南光 義眼
立川志の輔 みどりの窓口
口上
桂米團治
立川志の輔
桂団朝
桂南光
桂米朝
桂米團治 七段目
なんでも今回の襲名披露公演は77ヶ所回るそうで、3月下旬の大阪が最後だとおっしゃっていました。
落語家さんの襲名披露は初めてですし、米朝師匠のお顔を拝見するのも初めて、もう念願かなって最高に嬉しかったです。
口上も豪華メンバーが揃い、それはそれは華やかで賑やかなものとなりました。
前半は志の輔さんのお弟子さん志の春さんの「つる」から始まり、米朝師匠のお弟子さん団朝さんの「寄合酒」、団朝さんの大阪人ネタのまくらがめちゃくちゃ面白かったな~。
南光さんの「義眼」はちょっとお下品な演目なのですが、南光さんのおおらかな人柄と、ちょっと高めの声のトーンで話されるのを聴くとほんわかした雰囲気になってとっても面白かったです。
演目にからめたご自身の喉に出来たポリープのまくらが上手くリンクしているのがさすがだな、と思いました。
この方も聴くのが初めての大御所、立川志の輔さん、日本で一番チケットが取れない落語家さんって言われていて、新作落語に定評があるので一度聴いてみたいと思っていました。
演目は「みどりの窓口」、新作落語で、JRのみどりの窓口のお客さんと、駅員のやり取りが面白おかしく描かれ、最後のサゲに持って行く所が絶妙で、何度もお腹を抱えて笑ってしまいました。
新作落語って今まで若手の方のものは聴いたことあったけど、別にたいしたことなくて、やっぱり古典がいい、なんて思ってたのですが、この「みどりの窓口」はテンポもいいし、伏線も見事!良く出来てるな~って感心しました。
志の輔さんの人気がある理由がうなずけると思いました。
私もチケットが取ればな~もっともっと生で聴いてみたいです。
中入り後は、お待ちかねの口上、下手から進行の団朝、米朝、米團冶、志の輔、南光と並んでいます。
米朝師匠を観た瞬間もう鳥肌立ちました。
ちょこんと座っているだけなんですけどねぇ、すごいオーラがありました。
観客も米朝師匠が出てきただけで拍手喝采、米團冶さんの襲名披露ですが、やっぱりまだまだお父様の方が人気があるようです(笑)
米朝師匠は83歳とかなりのご高齢で、動作はゆっくりなのですが、しゃべる方はまだまだはっきりされていて、軽いジョークを交えたりしながら口上を述べられました。
息子のことは褒めにくいなんておっしゃっていました(笑)
もっともっと色んなお話聞きたかったけど、生で観れただけでも十分満足でした。
志の輔さんはいかに米團冶さんがキザでダンディかというお話、南光さんは襲名披露公演中の旅の米朝師匠の可愛らしいエピソードを話されていました。
米朝一門の方の落語を聴きに行くと、必ず誰かが米朝師匠のエピソードを話すのですが、皆さん師匠が大好きでしょうがないって感じがすごく伝わってきて、そういうのを聴くとほのぼのしていいなって思います。
そんな中米團冶さんは一人頭を下げ続け、先輩方の激励の言葉に真摯に耳を傾けているのが好感が持てました。
そして最後トリを務めるのが米團冶さん、演目は「七段目」。
私の大好きな芝居物の落語です。
大阪の芝居好きの若旦那が、丁稚の定吉と一緒になって仮名手本忠臣蔵の七段目を演じるという噺。
米團冶さんはお芝居が上手だし、50歳とはとうてい思えないなんとも言えない色気があるので、ダメ若旦那役がもうぴったりです。
途中で團十郎さんの真似で、1月の国立の象引きの台詞の真似をしたのですが、これがもうそっくり!あの下ったらずのところがもう最高でした。
時間に余裕があったのか、今まで聴いた七段目の中で一番長く丁寧にやってくれたように思います。
サゲも見事に決まり、これから大名跡を継いでいくんだ!という覚悟が垣間見れる、大熱演に大満足でした。
いつも思うのですが落語家さんは芝居がほんとにお上手。歌舞伎を何度も観て研究してるんでしょうけど、たいしたものだと感心します。
私が前回米團冶さんの落語を聴いたのはまだ小米朝のときでしたが、その頃にはなかった風格も備わってきたように思いますし、これからもその名に負けぬよう、精進して頑張っていってほしいなと思います。
今週は落語WEEK♪
吉弥さんとよね吉さんの落語会、めっちゃ楽しみです!
立川志の春 つる
桂団朝 寄合酒
桂南光 義眼
立川志の輔 みどりの窓口
口上
桂米團治
立川志の輔
桂団朝
桂南光
桂米朝
桂米團治 七段目
一門の皆さんは、お弟子さん方も孫弟子さん方も、
「ウチの師匠(大師匠)の米朝ですけどね…」って
米朝師匠のことをニコニコしてお話なさるから、
本当に敬愛してらっしゃるんだなぁ~と思います。(^^)
あのオーラを一度感じてみたいなぁ…
まだまだお元気って言っても、やはり時間は限られてしまいそうなので今回拝見することが出来てよかった!
ほんとは落語も聴きたかったけどねぇ・・・。
マディさんも是非一度!鳥肌立つよ~!