ちゃりけん

自転車・旅・音楽

I can't live without a rose.

イナイチ+林道東沢線探訪

2020-06-22 | MTB/山/探検/スノーシュー/廃線廃道/遺構

イナイチ

猪苗代湖一周のことです

ビワイチ(琵琶湖)、ハマイチ(浜名湖)と並んで人気のサイクリングコースです

イナイチで時間に余裕があったなら布引高原へ足を延ばすと良いですね

北海道のような丘陵風景が広がります

そして今回の目的のもうひとつは、林道東沢線

布引へ登るときに、いつも気になっていた林道です。やっと行くことが出来ました

自宅から猪苗代湖まで早朝なら45分です

国道115号線の土湯トンネルができるまでは土湯峠周りで行くか、磐梯熱海経由で行くかだったので

1時間半以上掛かりました。現在は高速道路でも行くことが出来ますが数十キロ遠回りになるので

土湯周りが最短時間です

イナイチは、いつもなら上戸浜に駐車しますが、道の駅猪苗代ができてからはそちらを利用させてもらっています

トイレと水があるのがいいです道の駅は

自粛解除のおかげでたくさんの県外ナンバーの車が停泊(笑)していました

はくちょう丸・かめ丸の遊覧船は猪苗代湖の象徴のような存在でしたが

廃業が決まって寂しい限りです

乗れないと思うと余計に乗ってみたくなりますね

猪苗代湖唯一の島、翁島です

この島には伝説が残されています

翁島は大同元年(西暦806年)の磐梯山の噴火でできたという民話がある
機織りの娘の家に、旅僧が立ちより

「水をいっぱい飲ませてください」

と頼んだが機織り女は

「水が不足していて旅の人に飲ませるほど余裕は無い」

と断った。

旅僧は身なりの貧しい女が小川のほとりで米をといでいたので

「米のとぎ水でも一杯飲ませてください」

と頼むと女は自分の大切な飲み水を飲ませてくれた

その後、磐梯山が大噴火し最初に意地悪した女の家は湖の底深く沈み、貧しい女の家は沈まず島として残った。

これが今の翁島と言われている

これから向かう対岸の風車群がある布引山高原

スタート時は気温12度と肌寒かったが日差しのお陰で体が温まってきました

国道から一周道路へと曲がると途端に交通量が少なくなり長閑な風景が広がる

一周道路は湖南湊線になるが、今回は先を急ぐので右折して国道294へ抜けました

黒森トンネルは歩道が広いので安心です

じわじわと高度を上げ、赤津の桂を過ぎると九十九折りになり勾配がきつくなります

その途中から東沢林道が見えます

終点の道標があります

そそりますね!え?そそらないって?(笑)

先に風車の高原を目指します

見えてきました

ここが入り口です

避難所

風車の道へ

気持ちいいです

展望台へ

オトシブミ

ここからの眺めは格別ですね

磐梯山と猪苗代湖

おっさん

風車高原を出て、いよいよ林道へ突入です

4輪駆動なら走れそうないい道です

ただ、ところどころ浮き砂利が深かったり陥没があったり

急に細くなってがけ崩れしてたりとなかなか面白いのですが

今日のバイクはルーベ君。タイヤはGP5000の28cです。しかもおニュー

パンクが怖くてほぼ押し歩きでした

トレックのチェックポイントで来るべきだったのでは?

間違えちゃいました(笑)

 

本来はここの二股を右に行って馬入峠へ抜けれるはずでしたが、生憎工事の為立ち入り禁止

左の道を選びます

小川のせせらぎが気持ちよくて美しかったです

なかなかいい感じのグラベルロードです

はい、終点です。というかこちら側が始点の馬入側に出ました

ほんの数㎞でしたが押しのために1時間かかっちゃいました

馬入峠は戊辰戦争の痕跡が多く残る場所ですが今回はもう登りたくないので猪苗代湖方面へ下ります

羽鳥湖から猪苗代湖へは勢至堂の道が整備されていますが、この道も風情があってサイクリング向けだと思います

菅川沿いの県道235号線羽鳥福良線に出て、ほんの少し下ると隠津島神社があります

立派な鳥居と、原生木の森の中に鎮座ましています

 

苔生した参道

時が止まっているかの如く心が落ち着きます

手水舎

この神社にも言い伝えがあります

お菅様と仏法僧

どんな話か書かれた看板が立っていますので、興味のある方は是非現地まで行かれて読んでください

なかなか面白いお話でした

「仏法僧」とういうのは鳥の名前です

夏に現れる青い美しい鳥です

この鳥が「ブッポウソウ・ブッポウソウ」と鳴くから「仏法僧」と昔、名付けられたとのことですが・・・・

実はこれは大きな間違いがあることが昭和になってからわかったそうです

ブッポウソウ

実際の仏法僧の鳴き声は、まるでドナルドダックのような声で、とても美しいとは言えませんね

コノハズク

 

コノハズクの鳴き声は「ブッポウソウ」と聞こえます

つまり、色鮮やかな仏法僧がそう鳴いていると昔の人が決め込んでしまったんですね

 

神社を後にし、すぐに現れるのが菅滝です

小さな滝ですが水が澄んでいてとても美しかったです

しばらく降りてゆくと、今度は隠津島神社の参道と石の鳥居があります

出雲大社の4つの鳥居の事を思い出しました

石・木・鉄・銅と4つも鳥居があるのは神様が私たちを護る為?だったでしょうか

なんとも長閑な気持ちになってのんびり下っていきます

ふっと気になったことがあります

それは、周りはカンカン照りなのに、なぜか自分の周りだけ雲の影があること

ちょうど雲の影の中にいたのですが

5分くらい走ってもずっとその陰の中から出れませんでした

つまり、雲と自分が同じスピードで同じ方角に進んでいたということです

どんだけシャーマンなんだよ~~!とひとり笑っちゃいました

夏蕎麦の花が白くて眩しかったです

福良地区に戻ってきました

この地区は郡山方面から御霊櫃、三森、須賀川から諏訪峠、天栄から勢至堂、羽鳥から馬入、会津から黒森

そして猪苗代湖を米運搬するための舟屋、

と交通の要の宿場町だったようです

古い蔵も多く、珍しい舟屋づくりの家も残っています

会津藩馬入口留番所跡

福良本陣は、新選組や白虎隊が陣を構えていた場所

歴史的にも重要な場所が福良ですね

蘊蓄語ってたらお腹がすきました

じゃじゃーん!大阪屋さん

店の横にロードバイクが数台。先客がいました

その隣に自転車を止めさせていただいて順番待ちの20分の間

隣にいた地元のご夫妻とおしゃべり

馬入の歴史や、水芭蕉がきれいなこと、そしてさっき走ってきた東沢林道のお話など楽しかったです

味噌チャーシュー大盛!すごい量でしたがぺろり!平らげました

のーんびり舟津から湖岸を進みます

きれいだなあ猪苗代湖

キャンプ場はコロナの影響で今季はお休みだそうです

膝までなら湖水浴いいかな(笑)

あまりにも気持ちよくてついお昼寝

ゆっくり走って志田浜

あとは道の駅まで戻ってイナイチ終了です

夕方に日食があると聞いてたので、空を見上げたら

全天雲に覆われてしまって太陽の位置がわかりません

どんだけシャーマン・・・(笑)

梅雨の合間の青天の休日にのんびりと走れて気持ちよかったです

 

そのうち、黒沢林道と安藤峠も走りたいな

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (yasu)
2020-06-27 12:33:40
初めまして、ランキングからきました。
東京とは違い自然が多く走っていてとても気持ち良さそうですね。近くに行った際にはぜひ寄らせていただきたいです。
返信する
Unknown (ちゃりけん)
2020-06-30 17:40:36
yasuさんはじめまして
コメントありがとうございます
猪苗代湖は大きさは日本で4番目ですが数年前まで水質は日本一でした。現在もトップクラスのキレイさです。
三蜜とは無縁の静かなルートです。是非日ごろの喧騒からトリップして遊びに来てくださいませ。
返信する

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