『アミ小さな宇宙人』は、
1986年にエンリケ・バリオス氏によって出版された。
その時は彼の知り合いの小さな印刷所からの初版。
その後約35年で世界中11か国で翻訳され、
たくさんの人に愛されている。
日本では2000年の新装改訂版に故さくらももこ氏の絵が表紙や挿絵を飾った。
今この本はプレミアがついて、1万円以上の値段となっている。
とうとう、私もこの本を手にするタイムラインに立った。
遅い早い、や、良い悪い、ではなくて、
人にはそれぞれタイミングがある。
そして、時間は関係ないとしたら、
早く出会うとかまだ出会えないとかも一切気にすることはない。
以前から、「良いい本だ」と耳にしていたが本はやって来なかった。
そして、今私はこの本を手にしている。
一番必要としたタイミングで物事は起きるとあらためて確信している。
本を手にした瞬間に、
【アミ】小さな宇宙人は私の世界に現れて、
すっかり私の友達になった。
主人公のペドリートと一緒にアミの言葉に耳を傾けている私がいる。
まだ、半分しか読んでいないのだが、
ゆっくりゆっくり楽しみたい。
素晴らしい本だとすぐに読んでしまうことが多いのに、こんな気持ちは初めて。
アミとずっと旅をしていたい、
まだ見ぬ世界をもっと知りたい、
心が軽く明るくスッキリとしたこの感じを全細胞に定着させたい…
だから、ゆっくりゆっくり読んでいる。
さくらももこ氏は私と同じ歳。
今から6年前の2017年に宇宙に帰還。
彼女も宇宙からのメッセージを存分にわたしたちに伝えてくれた。
2017年は私の人生で最も苦しい年で、彼女のエッセー本が「本を読んで笑う」気持ちを取り戻してくれた。
そして、『アミ小さな宇宙人』のももこ氏の【アミ】の絵は、なんの違和感もなく私の中の【アミ】である。
なんて、素晴らしい世界!
なんて、美しい世界!!
なんて、素晴らしい私たち!!!
まだ、読んでない方は読んでみてほしい。
ペーパーブックは高いですが、電子書籍は普通の値段です。
一度読んだ方も再読されると良いいかもです