丘の本棚

こどもたちとの毎日を気ままに綴ります。

隣の子育て口出すつもりはないけれど

2023-07-06 22:10:40 | 夏休み
夏休みおすすめの一冊は最後にご紹介します。




今日、DAISOで買い物をしました。
2才前後の女の子が、
「これぇ、ほしいぃ~、ほしいぃ~」
なんとも可愛らしい声でおもちゃを見ています。

そばにいたお母さんがおばあちゃんに、
「対象年齢ちがうわ。あれ、口に入れたら危ないからじゃない?」
と話しているのが聞こえてきました。

その後も女の子は、一生懸命「ほしい」と言っています。
このお母さんが、口に入れる危険があるから買わないのか、そもそもおもちゃを買うつもりがないのか、そのあたりはわかりませんでしたが…。


次第に女の子は泣き出してしまいました。通路の真ん中に座り込んで、泣いています。

お母さんは、女の子からどんどん離れていき、
「そんなところで泣いてたら、お店の人や他のお客さんに迷惑だよ~。どうするの~(お母さん行っちゃうよ)」
という言葉を笑い混じりで繰り返すだけ…。


近くにいた私は、胸がぎゅっとしめつけられて苦しかったです。
今すぐにでも女の子に駆け寄って、
「これがほしかったんだね。遊びたいよね」
と声をかけてあげたかったです。


泣いてる女の子に遠くから「迷惑だよ~、どうするの~?」と言っているお母さん。
泣き続ける女の子…。


「これはね、お口ごっくんしたら、おえってなっちゃうかもしれないから、おうちにあるおもちゃで遊ぼうね」
って言って女の子の手を引いてあげたい!
でも、そんなことできない…!!してはいけない!


もやもやしていると、その女の子のお兄ちゃんらしい男の子が、女の子を迎えにやって来てくれました!!
なんて優しいお兄ちゃん…涙。

と思ったら、そのお母さんは、
「あれぇ?!お兄ちゃんが行ってるわ~」と揶揄っぽく言うんです。

お兄ちゃんは、お母さんの含みに気付いたのかお母さんの顔を伺い、足を止めてしまいました。



なんだか女の子も、そのお兄ちゃんもかわいそうで…
他人の私が口出していいことではないと頭でわかっていても、もやもやもやもやする出来事でした。




さて、気を取り直して、夏休みにおすすめの一冊をご紹介🍀

那須正幹さんの
『秘密基地のつくりかた教えます』

「ズッコケ三人組」の那須正幹さんの著書です。

4年生の保は、ひょんなことから隣のクラスの省吾に声をかけられます。
今まで関わりが全くなかったのに、あることがきっかけで、どんどん二人の関係が深まっていきます。
そして、二人は保の兄と一緒に、夢の秘密基地を作ることに…!

捨てネコこっそり…面倒みちゃう?!
資材置き場で、親に隠れてネコとキャンプ計画!
夏と言えばの、カブトムシにクワガタ、早朝虫取り!
裏山の秘密基地でキャンプできちゃうの?!
宿題進みませんー!


あ~、思いっきり夏休み楽しみたい!
そんなあなたに、ぜひおすすめです。



夏休み おすすめの一冊

2023-06-17 23:17:03 | 夏休み
『9月0日大冒険』
作 さとうまきこ 絵 田中槇子
偕成社


(あらすじ)
今日で夏休みが終わり、明日から学校ー。
夏休みはどこへも行けなくて、全然日焼けもしていない。
真っ白なままクラスメイトに会いたくない…。
ああ、夏休みがもう一日あったらいいのに!

主人公の少年、純。小学4年生、10歳。
夏休み最後の夜、お父さんと少し話をした。
自分のこと、特に昔のことなんて普段お父さんからあまり聞かない。
それなのに、今夜に限って昔話を少しだけしてくれたお父さん。
そんなお父さんの様子が、どこか不思議だ。
おやすみの時、お父さんは言った。

「いい夢みるんだぞ」

そんなことを言われたのは、初めてだ。


夜中目を覚ました純は、商店街の福引きでもらった日めくりカレンダーをめくる。
すると、なんと「9月0日」の日付が?!
カレンダーには、「きみだけの特別な一日 さあ、冒険に出かけよう!」の文字が!
その時、トントンと窓をたたく音がー。
窓の外を見ると、ジャングルが広がっている!

さあ、冒険に出かけよう!
お守りのナイフを持って…。
この古びたナイフは、家の物置で見つけたもの。
先が少しかけていて、柄に「3人」のインディアンのもようがついている。


ジャングルで、クラスメイトの理子と明に出会い、「3人」での冒険が始まった。
途中砂漠を越え、白亜期後期の北アメリカらしいところへ辿り着く。
そこで純は、あるものを見つけてしまう。

そのあるものとはー。

矢印
古いたき火の後
「7つ」の石
さびたオレンジジュースのかん
お父さんのイニシアルと同じ「M.H」
そして「7人」のインディアンのもようがついたナイフのケース。

これらが意味するものとはー?


3人が冒険の途中から気になっているのは、
無事に家へ帰れるのか、ということ。
なんとか9月1日までに帰らないと!

はたして、これは現実なのか?
はたまた、夢なのか?
ああ、お父さんに確かめたい!
そして、9月1日、学校で理子と明と3人で会いたい!!



1989年の本です。
200ページをこえる長編なので、一人で読むには、なかなか読む力がいるかもしれません。
夏休み、毎日少しずつ読み聞かせをしていくと続きが気になって、楽しく読み進めることができると思います。



夏休みは、長編の冒険ファンタジーが読みたくなります。
昨年の夏は、エミリー・ロッダさんの「リンの谷のローワン」シリーズから、
『ローワンと魔法の地図』を読みました。
さあ今年の夏は?
一冊、候補はあるのです。
ご紹介の日まで、お楽しみに…。


みなさんは、この夏読みたい本ありますか?


今日のおやすみ前の一冊をご紹介🍀

さとうまきこさんの『9月0日大冒険』