お薬

インフルエンザで
体がだるくて
つらいと言うことはわかるけど

「薬は？」
「はいどーぞ」
病院の紙袋のまま薬を渡したの
「具合悪いんだから出せよ」
そりゃないでしょ？

たしかに
さっきまでの2回とも
ちゃんと出しましたけど
わたしもだんだん疲れてきた
別メニューでおかゆ作ってるから
1日に6回のお料理に
背中のマッサージ
おやつの準備に
デザートにフルーツ洗ったり

わたしは今日も食事できないみたい
でも牛乳飲めたしコーヒーも飲んだ
子供から少しポテトをもらいました

あっ
具合悪くなくても
上げ膳据え膳だけど
もちろん今日も上げ膳据え膳
水も持ってきて
お薬も開けて…
みんなで大丈夫？大丈夫？って
心配してあげるのが
すごく嬉しいみたいで
寝てなって態度は気に入らない

なぜに
こんなに気を使って
生活してるんだろ？
子供達もわたしも…

インフルエンザがやってきた

土曜日から喉が痛いと
言っていたが
昼前からずっと缶ビール飲んで
リビング占拠しているので
心配するのが嫌だった

日曜日の朝には
だるいといいだして
風邪薬を飲むも良くはならず
おかゆを作ったら
結構がっつり食べたのでした

夕方には発熱し始めて
あちこち痛いと…
肩もみして体をほぐし
おかゆを作ってまたがっつり

夜中に何度も起きては
「つらい」と言いにきた
「寒気がひどい」とか
「体が痛い」とか
寝ぼけて反応にぶくなり
アイスノン変えたり
マッサージしたり
あまり眠れなかった

月曜日の朝から
ゆうべ休日診療の病院探したので
そこへ行くように言った

インフルエンザB型確定

薬を飲んだ途端に
ぐっと楽になるらしい
おかゆ→くすり→寝る
この繰り返し
今も寝ている

おかゆを作ったり
お薬を手渡してくれたり
「大丈夫？」と言うのが
とてもご機嫌なようです
子供達がいるのに
そんなに俺様ばかり構えないけど
子供達を待たせて
何かしてもらうのが
ご機嫌要素みたい



ふと15年くらい前を思い出した
わたしが体調が悪いと言ったら
次女が小さかったから
「薬が飲めないだろ」と
「病院行けないだろ」と言われ
ほとんど丸1ヶ月ゴロゴロしてた
駅にお迎えに行くのもつらく
起き上がれずに遅れたり
11:30の到着時間にまだ家にいたり
怒鳴りの電話のブチ切り
ダッシュで駅に行っても
どこにもいないので
そのまんま駅から歩き始められて
国道でナンパのように
「ごめんなさい」と言いながら
「乗ってください」と言い続ける日々
内緒で病院へ行ったら
インフルエンザだった
かなりひどかった体調のわけ判明
熱もずっと40度超えてるから
おかしいと思ったわ




それに比べたら
具合が悪いことをあんなに伝えてる
俺様をみていると
複雑な心境になる

わたしには
ちょっと寝てると
あんなに怒るのに…
わたしが同じことしたら
なんて言うんだろな
今度録音してみようかな？