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ギターについて

秋深し、隣は何を する人ぞ。

流石の猛暑も区切りをつけて、雲が高い季節になっておりました。美食も秋の実りに沿った季節感ですが、何故か芸術の秋とも申します。芸術にも人それぞれお好みがございますが、今回は音楽、楽器がテーマでございます。

 

音を楽しむのが音楽。聴くのも歌うのも、楽器を演奏するのも楽しいものです。さて楽器にもいろいろな種類がございます。

私が中学校1年の時に友人から買ったのが、中古のギターでした。どうやって弾くのかも判らないままにいじくりまわしているうちに、何とか当時はやりのグループサウンズや、フォークソングを弾き語るようになりました。高校時代は軽音楽同好会で、仲間と文化祭や音楽祭でライブを行うようになりました。

 

結婚したての頃は、家内が何故か持参した結構良いギターで、カラオケ代わりに二人で良く歌ったものでございます。その後子供たちの成長につれて、弾くこともなく。定年を過ぎて再び取り出し、息子が一時興味を持ったエレアコと一緒に買った、エレキギターで、いくつかのバンドを掛け持ちして現在に至っております。

 

ギターは元々リュートに属するスペインに起源をもつ楽器で、ヨーロッパ中世後期のギターラ・ラティーナを基として、16世紀ころに派生したとの説がもっぱらです。

現在の原型である6弦に至ったのは18世紀の終わりころ。元々マンドリン同様の復弦が単元になり、調律も現在の標準のE-A-D-G-B-Eとなり、真ん中のサウンドホールが大きくなり、弦も65㎝に延長され音質も、音量も大きく改善されたのは、10世紀後半のアントニオ・デ・トーレスという名工によるものとされます。

 

これがいわゆるクラシックギターの誕生です。わたくしもスタートはこれで、禁じられた遊びなどを練習したものです。

その後ギターは用途により多様な変化をして参りますが、未だにいわゆるクラシックギターによる演奏は人気を得ております。

似ているけど微妙に異なるのは、例えばフラメンコギター。奏法として激しくかき鳴らしたり、表板を叩くなどの演奏のため、ピックガード(サウンドホール下側に取り付ける薄い板)を取り付けたり、表板が厚くなっていたり。その分重量を減らすためにボディの板材に糸杉を使い、本体そのものが薄く作られています。またカポタストを多用するために、弦長が長めで弦の高さが低めに作られているなどの特徴があります。

 

米国ではバンジョーの影響から、弦がスチールになり、音量が大きくなりカントリーソングやジャズに使用されるようになります。いわゆるフォークギターと呼ばれる、スチール弦のアコースティックギターも、この流れから派生しました。

最も大きな派生はいわゆるエレキギターと呼ばれる弦の振動を、ピックアップと呼ばれる微弱な電気信号として取り出す装置により、それを増幅回路(アンプ)で電気的に増幅して、大音量にするタイプの発明です。1930年代のことです。

この原理はハワイアンやカントリー音楽で採用される、スティールギターも同じです。

逆にアコースティックという呼び方は、エレキギターの登場により、電気的な増幅ではなく、ボディの共鳴によるものという区別をした言葉となります。

アコスティックギター内部にマイクロフォンを取り付けた、エレアコや上記システムのエレアコもあるようです。

 

さて、わたくしの少年時代。ギターは不良の同義語に近いものでした。中学3年で転校した先で当時の音楽の先生がギターに興味をもって戴き、学校に持って行って演奏などをしておりましたが、ある日の帰り際にギターを抱えていると、校長先生にえらく怒られたこともございます。今もって不満ではありますが(笑)、エレキギターなどはもってのほかでした。

 

エレキギターのブームは1965年のザ・ベンチャーズ来日から始まります。いわゆるテケテケテケテの奏法で一世を風靡しました。日本では加山雄三や、寺内タケシが先鞭を付けました。その後ビートルズや、ローリング・ストーンズなどのリバプール・サウンズが日本でも爆発的な人気を誇り、続いてグループ・サウンズの嵐が吹き、その後ロックも海外日本のバンドに限らず多様化してまいります。

ギターテクニックも最近のギタリストは例えばビーズの松本さんとか、本当にすごいとしか言いようのないレベルです。

 

ジャズの世界ではもともとリズム楽器として、コードを弾きならすだけでしたが、ジャズコードというのは非常に難しく、いわゆる不協和音と呼ばれるセブンスコードや、マイナーセブンなどを多用します。それがロックなどにも影響を与えて、ギターテクニックが磨かれてきます。ジャズギターではウエス・モンゴメリーがオクターブ奏法と呼ばれる、短音の1オクターブ上を同時に弾く奏法で、ソロを取り、あたくしの好きなケニー・バレルというソロ奏者などを輩出していきます。

 

ロックでは60年代にジミ・ヘンドリックに代表されるギタリストがヘビー・メタリックと呼ばれるシーンで活躍。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベッグが三大ギタリスト(この言い方はどうも日本でだけの様ですが)と呼ばれる一世代前のロックシーンをけん引しました。

さて写真は左からエレキギター、エレクトリック・アコスティギター、クラシックギターとなります。

 

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