本日は『週刊文春』発売日。「川柳のらりくらり」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。
◎傷心の女をさがす城下町
(『週刊文春』2020/4/16号「川柳のらりくらり」※お題「城下町」/柳家喬太郎選)。
(『週刊文春』2020/4/16号「川柳のらりくらり」※お題「城下町」/柳家喬太郎選)。
選評に「小柳ルミ子さん絡みの投句が多かったですね」とあったが、やっぱりなあと思った。われわれ世代(といっても、どれくらいのレンジで考えてよいか)にしてみれば、「城下町」と言えば、「わたしの」と、条件反射的に口をついて出てくるレベルのワードのように思うのだが、どうだろう。
「瀬戸」と言えば「花嫁」、「お久」と言えば「しぶりね」といったところだろうか。
「瀬戸」と言えば「花嫁」、「お久」と言えば「しぶりね」といったところだろうか。
だから、自分もこの兼題を見たとき、即「わたしの城下町」は避けようと思ったしだいである。で、上掲句だが、妄想がいまひとつ寸止め感があってもの足りないかもしれない。それでも、選ばれたのは感謝。
□本日落語一席。
◆古今亭志ん輔「宗珉の滝」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、平成30(2018)年3月30日(第597回「TBS落語研究会」)。
◆古今亭志ん輔「宗珉の滝」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、平成30(2018)年3月30日(第597回「TBS落語研究会」)。
◆古今亭菊之丞「付き馬」(寄席チャンネル)。
神楽坂毘沙門天善国寺書院、令和2(2020)年1月29日(神楽坂毘沙門寄席 第48回「菊之丞の会」)。
神楽坂毘沙門天善国寺書院、令和2(2020)年1月29日(神楽坂毘沙門寄席 第48回「菊之丞の会」)。