竹林亭白房

ガヴァドン★観る

本日の『ウルトラマンブレーザー』(第15話)「朝と夜の間に」は、二次元怪獣ガヴァドン登場。「オトノホシ」(第9話)でガラモンを登場させたのに続いて、昭和ウルトラシリーズへのオマージュ作品となっている。

ガヴァドン(昭和『ウルトラマン』ではガバドン)が絵に描かれた怪獣で、そこに特殊な宇宙線が照射されることで実体化するというのは、昭和『ウルトラマン』と同じコンセプトだ。
そして、実体化したガヴァドンはただ寝てばかりいるというのも同じ。

ただ、今回おもしろいことがわかった。昼寝だけしているガヴァドンを排除しようと、ウルトラマンブレーザーが登場するのだが、その攻略にただただ困惑しているうちに、大夕焼の美しい夕暮になってしまった。
つまり、ウルトラマンブレーザーは、変身してから数時間が経過したことになる。活動時間が三分じゃないんだということが、このエピソードで明らかにされた。
これまでのエピソードでも、ブレーザーの活動時間が三分だなどと語られたことはいっさいなく、もしかして、三分以上活動しているんじゃないかと思わせるエピソードもあったが、今回のガヴァドン回でそれがはっきりした。

ちなみに、これまでふブレーザーのカラータイマーが赤く点滅することが何度かあったけれど、これは活動時間のリミットを知らせるものでなく、どうやら危機に陥ったときにそう表示されるもののようだ。

そもそも、ブレーザーの出身地は、M78星雲でなく巨大楕円銀河M421の中心にある天体ブレーザーということになっている。だから、何かにつけウルトラマンと異なる所作が多い。もっとも特徴的なのは、ウルトラマンの代表的な武器スペシウム光線をいっさい使わないことだ。
スペシウム光線は、呼称と所作の形を微妙に異にしながらも、昭和の歴代ウルトラマンはみな使っている。それをブレーザーはいっさい使っていない(今のところ)。

なお、昭和『ウルトラマン』でのカバドン登場回は「恐怖の宇宙線」というサブタイトルだったが、これは、この脚本・佐々木守(脚本)と実相寺昭雄(監督)が最初に構想していた時点で「朝と夜の間に」というサブタイトルだったとのこと。これを今回「ブレーザー」で復活させたようだ。

ブレーザーでは、ガヴァドンBタイプまでの変化は描いていなかった。もう今後登場することはないのだろうか。

□本日落語二席。
◆三遊亭小遊三「たいこ腹」(NHKラジオ第一『真打ち共演』)。
山梨県笛吹市いちのみや桃の里ふれあい文化館、令和5(2023)年9月29日収録※10月14日OA。

◆笑福亭呂竹「京の茶漬」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年9月13日収録(昼席公演)※10月21日OA。
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