竹林亭白房

吉笑「小人十九」★落語

□本日落語一席。
◆立川吉笑「小人十九」(GAORA『2023年度 公推協杯 全国若手落語家選手権』本選④)。
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA、令和6(2024)年1月29日収録。
演目は初めて見るようだが、内容は聴いたことがあると思い起してみると、おおよそ一年前にNHK総合『林家正蔵の演芸図鑑』に出たときに演った「伝染弁」ではないかと思われた。

江戸の人間が北前船の者と接触したために、上方言葉が伝染ってしまうという噺である。ただ、「伝染弁」のときと異なるのは、発症のもととなる北前船の者たちが十九人小柄(小人)だったというところか。
そして、それゆえに、その上方言葉が伝染る症状を「小人十九」と称するようになったというのが新機軸だ。「小人十九」、つまり、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)に掛けた洒落というわけだ。これはおもしろい。あらためて吉笑は才人だと知る一席。
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