□本日落語二席。
◆笑福亭風喬「相撲場風景」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年3月9日収録(第433回「NHK上方落語の会」)。
◆桂伸べえ「たらちね」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年4月29日OA。
桂伸治の弟子とのこと。高座前の師匠伸治の紹介トークでは、独特のフラがあると言っていた。フラというのは、ぼんやりしているなかにも、自然に間がとれているような天然の語りを言うと思うのだが、この伸べえは、一本調子にただぼんやりしていて、究極の棒語りだ(棒読みのような語り口)。マクラと本ネタとの切れ目もないほど棒だった。かつ、舌足らずというか滑舌が悪い。
これも個性ということになるのだろうか。ここまで棒語りの落語家はあまり聞いたことがない。もしかすると、こういうのが良いという人気もあり得るのかもしれない。しかし、自分はちょっときついな。これが天然だとしたら、今後もこの語り口に発展は望めないかもしれない。とりあえず、今は二ツ目だ。一二年後に何か変化があるのなら、また聞いてみたい気もする。
◆笑福亭風喬「相撲場風景」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年3月9日収録(第433回「NHK上方落語の会」)。
◆桂伸べえ「たらちね」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年4月29日OA。
桂伸治の弟子とのこと。高座前の師匠伸治の紹介トークでは、独特のフラがあると言っていた。フラというのは、ぼんやりしているなかにも、自然に間がとれているような天然の語りを言うと思うのだが、この伸べえは、一本調子にただぼんやりしていて、究極の棒語りだ(棒読みのような語り口)。マクラと本ネタとの切れ目もないほど棒だった。かつ、舌足らずというか滑舌が悪い。
これも個性ということになるのだろうか。ここまで棒語りの落語家はあまり聞いたことがない。もしかすると、こういうのが良いという人気もあり得るのかもしれない。しかし、自分はちょっときついな。これが天然だとしたら、今後もこの語り口に発展は望めないかもしれない。とりあえず、今は二ツ目だ。一二年後に何か変化があるのなら、また聞いてみたい気もする。