竹林亭白房

志ん八(現二代目志ん五)「出目金」★落語

□本日落語一席。
◆古今亭志ん八(現二代目志ん五)「出目金」(寄席チャンネル『楽器cafe火曜亭』)。
東京神保町楽器cafe、平成26(2014)年11月11日(「氣になるふたり会~すずらん亭~」#6)。
金魚すくいで取ってきた出目金が金魚鉢から逃げ出して、あちこち放浪する噺。生き物が言葉をしゃべって行動するという新作落語は、柳家喬太郎の「母恋くらげ」や三遊亭白鳥の「任侠流山動物園」などもあるが、もともとこういう発想は誰が嚆矢になるのだろう。古いところでは、桂三枝(六代文枝)の「鯛」があり、これは今や古典化の道を歩んで、すでに何人かの落語家が手がけるまでになっている。これがそのはじめか。

もしかして、この三枝(六代文枝)の「鯛」があったから、その後の落語家にも生き物落語の道が開けたのだろうか。さて、三枝(六代文枝)以前にこのような新作はあったのか。
ちなみに、古典落語には「鴻池の犬」という、犬が人の言葉を話してやりとりするものがある。三枝(六代文枝)は「鯛」を作るときに、「鴻池の犬」のような落語が念頭にあったものか否か。
この生き物落語の系譜を考えてみるのもおもしろいかもしれない。
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