竹林亭白房

花緑「岸柳島」@博多天神落語まつり2021★落語

□本日落語一席。
◆柳家花緑「岸柳島」(WOWOWライブ『日本最大の落語フェス『博多天神落語まつり』2021其の壱)。
JR九州ホール、令和3(2021)年11月4日(第15回「博多天神落語まつり」※春風亭柳枝真打披露)。
乱暴者の侍に対抗する侍が、花緑の場合、老剣士でなく若者であるというのが特徴である。今回の高座で、その若者侍が、乱暴者に素性を問われて名前を言いよどんでしまった。つまり、花緑は名前を忘れたのである。リカバリーは、柳家喬太郎もしばしば使う手で、登場人物に忘れたことを語らせるのである。これだと、客の笑いも取れて、ちょっとかっこ悪いのかもしれないけれど、へんな空気にならず次の展開へ進んでいける。この演りかたを考えたのって、喬太郎じゃないかと思うんだけれど、どうだろう。

もし、黒門町の桂文楽師匠にも、これくらいの適度ないいかげんさがあれば、「勉強して出直し……」などというような重たいことにならなかったと思うのだが。人それぞれか。

■本日浪曲一席。
◇春野恵子「出世太閤記~秋風矢矧の橋」※曲師:一風亭初月(NHK-Eテレ『浪曲特選・冬』)。
NHK大阪ホール、令和3(2021)年11月24日収録。
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