竹林亭白房

遊喬「鬼の面」★落語

□本日落語一席。
◆笑福亭遊喬「鬼の面」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年4月18日収録(昼席公演※神戸新開地・喜楽館AWARDファイナリストウィーク/笑福亭風喬の巻)※2024年6月22日OA。
2011年以後、今日が四席めというほど、わりとレアなネタである。上方種と思われるが、東京の落語家で柳家一琴が「TBS落語研究会」で演じたものを聴いたこともある。

今回、遊喬は、マクラで、子どもの出てくる落語ではたいてい男の子だが、めずらしく女の子が出てくるものとして演じられる一席を紹介するとしてこの「鬼の面」を始めた。
確かに、自分もこの落語が上演されたものを過去に聴いたのは、すべて幼い女の子の奉公人だったと記憶している。ただ、『増補 落語事典』によると、梗概で紹介されているのは、女の子でなく丁稚の定吉である。

はたして、いったいいつ誰によって登場人物の変更が行われたものか興味深い。『口演速記 明治大正落語集成』には載せられていないので、何かで古い速記が見られるとよいのだが。

ちなみに、自分の落語コレクションには、若き日の髪がふさふさしていた時分の桂雀三郎が「鬼の面」を演じているという、別な意味でレアな映像がある。
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