竹林亭白房

「サンデー俳句王」(『サンデー毎日』2023年8月6日号)★俳句

本日は『サンデー毎日』発売日。「サンデー俳句王」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

○相続と無縁に生きて冷し酒
(「サンデー俳句王」※課題「続」/『サンデー毎日』2023年8月6日号/佳作/堀本裕樹選)。

正確に言えば、無縁ではないというか、親父には負の遺産があったようだ。金額はいかほどのものか正確に知らないが、それを親父の死後、母が働いて返済した由。
母は、親父の死後、今では法的にできないもののようだが、病院の付添婦(家政婦)をして生業にしていた。なかなか過酷な業務ではあったようだが、そこそこの収入を得ることができて、それで親父の債務を返し、かつ幾ばくかの蓄財もしたのだ。

そして、その蓄財のいささかを自分は援助してもらい、今住んでいる家を購入する際の頭金の一部にもしたのだった。そういう恩恵の一端もたぶん自分は返せていないと思う。あの世で詫びるばかりである。

それにしても、町工場をつぶした親父の借金はいったいどれくらいだったのだろう。

□本日落語一席。
◆三代目桂春蝶「中村仲蔵」(MBSテレビ『らくごのお時間』)。
大阪市中央公会堂、令和5(2023)年4月28日(春蝶・吉弥と一之輔「三人噺」夜公演)※5月28日OA(第143回)。
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