□本日落語一席。
◆古今亭菊之丞「らくだ」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
三鷹市芸術文化センター星のホール、令和4(2022)年10月23日(寿!まめ菊改め古今亭雛菊二ツ目昇進披露「古今亭菊之丞独演会」)。
菊之丞の「らくだ」は四年前に一度聴いていて、今日が二席め。そのときの公演情報は、東京三宅坂国立劇場小劇場、平成29(2017)年11月29日(第593回「TBS落語研究会」)。
当時の鑑演記録は内容のコメントを欠いているので、今回聴いたものとまったく同じだったかどうかはちょっとわからない。
あらめて記すと、ディテールで菊之丞オリジナルと思われるいくつかのポイントがあった。なかで、いちばんおもしろいと思ったのが、生前のらくだが猫を抱いていたという噺。屑屋が「らくださんにもかわいいところがあったんですね」と兄貴分に語った。「猫を抱いていたことがあるんですよ」と。
しかし、屑屋が次の日、らくだのところへたち寄ると、らくだが屑屋に「猫の皮を買え」と言ったという。つまり、猫の中身は?という噺である。なんだか、ブラックだが、菊之丞はそれ以上語らなかった。ふつう想像するに、猫の肉を食ったということになるのだろうか。
これは、なかなか他の落語家が演る「らくだ」にはない聴きどころと言ってよいだろう。
◆古今亭菊之丞「らくだ」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
三鷹市芸術文化センター星のホール、令和4(2022)年10月23日(寿!まめ菊改め古今亭雛菊二ツ目昇進披露「古今亭菊之丞独演会」)。
菊之丞の「らくだ」は四年前に一度聴いていて、今日が二席め。そのときの公演情報は、東京三宅坂国立劇場小劇場、平成29(2017)年11月29日(第593回「TBS落語研究会」)。
当時の鑑演記録は内容のコメントを欠いているので、今回聴いたものとまったく同じだったかどうかはちょっとわからない。
あらめて記すと、ディテールで菊之丞オリジナルと思われるいくつかのポイントがあった。なかで、いちばんおもしろいと思ったのが、生前のらくだが猫を抱いていたという噺。屑屋が「らくださんにもかわいいところがあったんですね」と兄貴分に語った。「猫を抱いていたことがあるんですよ」と。
しかし、屑屋が次の日、らくだのところへたち寄ると、らくだが屑屋に「猫の皮を買え」と言ったという。つまり、猫の中身は?という噺である。なんだか、ブラックだが、菊之丞はそれ以上語らなかった。ふつう想像するに、猫の肉を食ったということになるのだろうか。
これは、なかなか他の落語家が演る「らくだ」にはない聴きどころと言ってよいだろう。