竹林亭白房

談志「禁煙指南」★落語

□本日落語四席。
◆立川談志「田能久」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠」)。
平成16(2004)年OA※「NHK地域伝統芸能祭」。

◆立川談志「禁煙指南」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠」)。
昭和56(1981)年OA※NHK「新作演芸大会」。
先週にひき続き、『真打ち競演』は、立川談志家元没後十年にちなんだ懐古番組だった。先週は、NHK総合で昔OAされた『夢であいましょう』から、談志家元が黒柳徹子とのやりとりをまじえて「金明竹」を語るという音源を流していた。解説の立川志の輔も、師匠の「金明竹」など聞いたことがないと言うほどのお宝音源だったが、これはケーブルのどこかのチャンネルでかつてOAしたものを視聴したことがあったので、さほど驚きではなかった。

今日のこの「禁煙指南」は驚きだ。それは新作落語だったから。談志家元は、確か生涯新作は演らなかったと聞いていた。その例外としての唯一の音源であるようだ。ただ、作ったのは家元当人でなく、NHKの「新作演芸大会」という企画ものの番組のなかでのことのようで、情報があまりなかったものか、作者などの解説があまりなかった。
ただ、これも、志の輔が驚いたと言っていたのは、その昔、師匠が志の輔にこんな新作があるから「演ってみろよ」と、この「禁煙指南」の本を渡されたことがあった由。それが、すでに当人が演じていた音があったとはという驚きである。

マクラで「煙草が悪い悪いと言うんなら、どんどん値上げすればいいんだ」と、談志家元は語るが、今はまさにそのとおりになっているのがおもしろい。ただ、家元は「一つ20万円くらいにすればいい」と言っていたが。

噺の内容はごくシンプルなものだ。これを作った人は「あくび指南」を念頭においていたかもしれないというようなもの。

◆立川志らく「芝浜」(NHK総合『立川志らくの演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和3(2021)年11月14日OA。
なんと!十分強で演ってしまうという、驚異の「芝浜」だ。かつて『笑いがいちばん』で演ったという。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・二代目林家三平・六代目三遊亭円楽・林家たい平(日本テレビ『笑点』第2785回)。
日テレ麹町スタジオ、令和3(2021)年11月14日OA。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る